【シルクロードS予想2020】不利続きのラヴィングアンサー、スムーズに運べれば

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今週の京都競馬では短距離重賞の「シルクロードステークス」が開催されます。春の高松宮記念を目指す短距離馬が集結してくるレースですが、ハンデ戦のフルゲート18頭ということで混戦ムードが漂っております。さらに、今の京都の馬場はかなり力の要る馬場となっているため、予想の困難さにも拍車がかかります。

今年は昨年のスプリンターズステークス・2着のモズスーパーフレアを筆頭に、半年以上の休み明けながら前走CBC賞を勝っているレッドアンシェル、昨年のスプリンターズステークスで4番人気に推されたディアンドル(13着)、そのスプリンターズステークスでディアンドルに先着しているダイメイプリンセス(6着)、ハッピーアワー(7着)、セイウンコウセイ(12着)などが続きそうです。

そんな中でとくに注目したいのは、前走のラピスラズリステークスで5着だったラヴィングアンサーです。ラヴィングアンサーは昨年春に3勝クラスの晩春ステークスを勝利してオープン入りしますが、その後はリステッド競走を3戦して4着、13着、5着といまいち結果を出せずにおります。ただ、同3戦の内容や敗因を見ますとここで巻き返してくる可能性は十分あると考えられます。

3走前に出走した京都1400mの安土城ステークスでは、大外枠からスタートで煽って大幅に出遅れてしまいました。直線ではよく追い上げてきましたが、挟まれる不利もあり4着までが精一杯という内容でした。

2走前に出走した東京1400mのオーロカップでは、上手く先行して直線も好位で迎えることが出来ましたが、外からトウショウピストに内へ内へと押し込まれ、残り200mでは内からも押し込まれ、13着大敗という結果に終わってしまいました。

そして前走のラピスラズリステークスでは、直線を向くまではいい手応えでしたが、直線を向くとまたもやトウショウピストとぶつかる不利があり、その競り合いを抜け出した直後に前の馬達に挟まれ5着に終わったという内容でした。

このように近3戦を見てみますと、かなりストレスが掛かるような競馬をしておりましたので、スムーズな競馬さえ出来ていれば3戦とも全て結果は違っていたかもしれません。今回は相手も強くなり頭数も増えてきますから、ストレスが掛かる競馬になる可能性はむしろ高くなるかもしれませんが、今回コンビとなるベテラン和田騎手はデビュー以来一番勝利しているのが京都競馬場ということで得意なコースです。スムーズな競馬を展開してくれることを期待したいと思います。

ということで、今年のシルクロードステークスは、ここ数走不利続きのラヴィングアンサーが、すっきりと快勝して本番の高松宮記念へ進んでくれることに期待したいと思います。