【トリトンS予想2020】ピースワンパラディ、得意の左回りで天下取りへ

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トーセンジョーダンやオウケンブルースリ、ジャガーメイルにアウォーディーとそれぞれ異なる個性派を輩出してきた種牡馬ジャングルポケットですが、今では産駒もすっかり希少になってきました。

トニービンの血統は左回りに強いと言われ、ジャングルポケットもまさに東京競馬場での成績が光った競走馬でしたが、そんな血を受け継いだジャングルポケット産駒がオープン入りをかけて今週日曜、中京メインのトリトンステークスへ出走してきます。

その馬は美浦・大竹厩舎所属のピースワンパラディです。デビュー以来、中京・東京・新潟と左回りにこだわったローテーションで結果を残してきております。これまでは丸山元気騎手が主戦という形でしたが前走ではテン乗りのスミヨン騎手が初めて経験する不良馬場を難なくこなして1着となっており、今回はミルコ・デムーロ騎手へと乗り替わりになりました。

昨年は不遇の1年となったデムーロ騎手ですが、美浦に拠点を据えた今年は馬質も昨年に比べて向上しているように見えます。

デビューから2連勝を飾った中京コースはピースワンパラディにとっても特に得意といえるコースで、春競馬でオープン戦線に踊りだすためにここは陣営にとっても狙いすました一戦となりそうです。

東京巧者となればダービーで見たかったところですが、唯一の重賞挑戦となった青葉賞では惜しくも3着となり権利を逃してしまいました。しかし、これまでの戦績から左回りへの適性の高さは十分に示しており、昇級初戦となる今回も一発で勝ち抜けはあり得るのではないでしょうか。

2015年の勝ち馬には後のG1馬レッドファルクスの名前もあるレースですので、今年の勝ち馬にもぜひ注目したいですね。