【中山牝馬S予想2020】ヴィクトリアマイルへ繋がる一戦！コントラチェックやエスポワールなど出走予定馬を考察

中山の土曜メインは、春の女王決定戦ヴィクトリアマイルの前哨戦となる「中山牝馬S」です。中山で行われる牝馬限定のハンデG3ということで穴馬の激走も多い一戦ですが、まずは有力馬からの考察が基本。ということで、今回は出走予定馬の中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

コントラチェック（牝4、藤沢和雄厩舎）

昨年は中山牝馬Sと同じ中山1800mで行われたフラワーCを逃げ切って優勝しており、前走は中山1600mのターコイズSを逃げ切り重賞2勝目を達成。中山コースは4戦して3勝2着1回（3-1-0-0）で連対率は100%。脚質的にもここは非常に相性が良い舞台で、実績面においてもここは上位の存在となります。同系のモルフェオルフェとの兼ね合いや、折り合い面などが懸念となりそうですが、楽に先行できれば強さを出せそうです。

エスポワール（牝4、角居勝彦厩舎）

前走のターコイズSではコントラチェックに並ぶことはできませんでしたが、先行してしぶとく粘って2着に好走。1800mの1勝クラスと2000mの2勝クラスでの圧勝ぶりからも、1800～2000mが適距離か。1600mで行われた前走のターコイズSは、鞍上のM.デムーロ騎手もレース後に「200m短かった」とコメントしているように、やや短かった印象があります。1F延長となる1800mはコントラチェックを逆転する可能性も十分ありそうです。

ウラヌスチャーム（牝5、斎藤誠厩舎）

昨年の中山牝馬Sの2着馬、ウラヌスチャームが今年も参戦。愛知杯（4着）、クイーンS（4着）とG3戦線では活躍も、京都大賞典（7着）、エリザベス女王杯（11着）、アメリカJCC（7着）とG2以上では結果を残せずにおります。ただ、前走のアメリカJCCは馬場も重く、時計も遅い緩い展開の中で古馬の牡馬相手では致し方ない結果だったとも言えます。2Fの距離短縮、牝馬限定、昨年2着の舞台と条件が好転する今回は巻き返しも期待できそうです。

他にも、愛知杯を勝ったデンコウアンジュや、中山記念・3着で復調気配を見せたソウルスターリングなど、有力牝馬たちが揃いました。中山牝馬Sは3月14日（土）に、中山競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。