【フィリーズレビュー2020予想】多頭数経験豊かなあの穴馬に注意!
無観客競馬が続いていますが、粛々とクラシック戦線に向けたレースが開催されています。今週は、牝馬クラシック第一弾桜花賞への最終切符とも言える「フィリーズレビュー」が行われます。1400mということで様々な路線から参戦しやすいこともあり、例年多頭数となることが多く、ここ10年を見ても最低頭数でも16頭、近5年はフルゲート18頭と難解で狭き門を争うレースとなっております。
今年も阪神JF組からは5着のヤマカツマーメイド、16着のルーチェデラヴィタ、フェアリーステークス組からは5着のソーユーフォリア、6着のアヌラーダプラといったマイル重賞メンバーを初め、前走1600mから6頭、1400mから7頭、1200mから5頭とやはり幅広い路線から挑戦してきております。
今回その中でもとくに注目しているのは、前走1200mの未勝利戦を勝ちあがり挑戦してきたソフィアバローズです。
ソフィアバローズはデビュー戦を阪神マイルで3着、2戦目京都マイルで9着の後、3戦目の小倉1200mで勝利しました。距離短縮で勝利した結果を見ますと今回の距離延長はマイナスと見られるかもしれませんが、デビュー戦の阪神マイルは上り3ハロン2番目の速さで3着と好走しており、1400mでも十分好勝負はできそうな気配が漂いますし、阪神競馬場での好走もプラスとなりそうです。
何より3戦とも多頭数競馬を経験している点は魅力で、デビュー戦が16頭、2戦目が16頭、そして3戦目は18頭と3戦全てが多頭数競馬でした。
今回フィリーズレビューに出走してきた18頭のうち、18頭立てのレースを経験している馬は、メルテッドハニー、ナイントゥファイブ、ソーユーフォリアとソフィアバローズの4頭。すべてのレースが16頭立て以上と言う馬はソフィアバローズのみとなっており、全馬経験の浅い3歳牝馬なだけに、多頭数経験はフィリーズレビューにおいてはプラスの要素となり得るでしょう。
鞍上は9年目27歳の菱田騎手となりますが、今年は乗れており既に12勝でリーディング20位と好成績を収めております。昨年までの勝率が6%なのに対して、今年は10.4%(3/13現在)と好調です。これまで重賞は2勝だけですが、そのうち1勝が今回と同じ条件の阪神カップで、もう1勝は1200mの北九州記念ということで、短距離重賞は得意な部類なのかもしれません。戦績から伏兵的な立場での参戦となりそうですが、条件が悪くないここは重賞勝利数を伸ばすチャンスと言えるでしょう。
ということで、今年のフィリーズレビューは、多頭数競馬はお手の物のソフィアバローズが、今年好調の菱田騎手とのコンビで桜花賞への最終切符を掴み取ってくれることを期待したいと思います。