【函館記念2016予想】前走巴賞組から狙うのはもう古い?
リピーター。一般的には人に使う言葉ですが、競馬でも使います。同じレースに何度も出走する、あるいは優勝する馬。そんなリピーターがおいしい馬券になる可能性があるのが今週末行われる函館記念。
過去には3連覇という偉業を成し遂げたエリモハリアーがいます。普通歳をとると馬も人も衰えを見せるはずが、函館になると覚醒する、走りを思い出す馬というのがいるんですね。
今年もエリモハリアーみたいな馬がいないか?と思ったら、いるんですねしっかり。ご紹介しましょう。昨年の勝ち馬・ダービーフィズです。
前走のエプソムカップは15着とすさまじい敗退を喫しています。が、このレースに関しては着順よりもローテが大事。同じ洋芝、かつ距離も1ハロンしか変わらないことから、函館記念の前哨戦ともいえる巴賞。過去10年でみても巴賞路線からは4勝をあげています。
ですが、不思議なことに直近の6回は未勝利なんですね。傾向が変わってきているともいえます。そういう意味では非巴賞組であることこそが、トレンドであるともいえます。
さらにここ2年は前走東京コースで走っている馬が勝利。そういう意味でエプソムカップでかつ大敗を喫しているのは好材料ともいえます。ハンデ戦ですので、前走、あるいは近走の成績が中途半端にいいよりは、むしろ思い切り悪いほうが妙味はあります。
今年も巴賞上位組のレッドレイヴン、マテンロウボスがそろって出走予定。かつ印も厚いです。が、妙味はやはり前走東京組。
いやいや、さすがに前走15着は買えないでしょ、というあなたには函館コース連対率50%と安定感があり、かつ今回単騎逃げ濃厚とみられ印は多くなっているマイネルミラノを推奨しておきましょう。