【大阪杯2020予想】ラッキーライラック、牝馬の鬼門を打ち破れるか?
登録14頭と寂しい頭数になってしまった今年の大阪杯。先週は高松宮記念がG1として初の無観客開催となった中央競馬ですが、今後もG1が立て続けに予定されており、無観客でのG1シーズン開幕となりました。
コロナウイルスの影響が登録頭数に響いている可能性もありえますが、もともとドバイ、オーストラリア、香港など遠征を考えていた陣営が大阪杯出走を考えていなかったということを考えると、妥当な数字だったと言えるのかもしれません。
今年はダービー2着のダノンキングリーや、昨年1番人気に応えられなかった雪辱を果たしたいブラストワンピース、秋華賞馬のクロノジェネシスなど魅力のある有力馬が多数出走しておりますが、今回はG1・2勝の牝馬、ラッキーライラックに注目したいと思います。
牝馬三冠はいずれも逃してしまったものの、直接対決まではアーモンドアイを凌ぐ高評価を得ていた馬です。過去10年のデータでは2015年のラキシス以外すべて牡馬が優勝しており、牝馬が苦戦するレースという印象がありますが、果たして今年はどうなるでしょうか。
ラッキーライラック自身は昨年のエリザベス女王杯での復活以降、香港ヴァーズと中山記念でいずれも2着と勝ちきれない競馬が続いておりますが、先行、差しともに安定感を増しており、牡馬に混じっても勝ち負けできる下地がここ2走で出来てきていると見ています。
また、ライバル騎手のルメール騎手が検疫のため2週間騎乗出来なくなってしまうなどコロナウイルスの影響は至るところにありますが、そういった面でも日本に留まる事となったデムーロ騎手には運が向いてきているようにも思えます。
阪神コースでもこれまで4戦して【2-1-0-1】と相性も悪くなく、今回はここ3戦より人気を落としそうなだけに馬券妙味もありそうです。
ひとつ下の世代からは、先にも挙げた秋華賞馬クロノジェネシスが参戦してきますが、阪神コースでは未勝利となっており、人気はあちら、結果はこちらとなる可能性も十分にあるでしょう。
昨年は不遇の一年となったデムーロ騎手の復活の足がかりとなるかにも注目して見たいと思います。