【福島牝馬S予想2020】一足飛びにオープンで実績積んだリュヌルージュ、再度の大駆けとなるか
今週から東京、京都、福島で開催となる中央競馬ですが、土曜福島メインレースに組まれている福島牝馬ステークスは勝ち馬にヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられるレースということもあり、収得賞金が不足気味の競走馬の登録も多く、フルゲート16頭に対して22頭が集まりました。
そこで今回注目したいのが、前走の中山牝馬ステークスでは馬場が悪く逃げ馬がラスト後退していく中、2番手追走のまま2着に粘り込んだモンテロッソ産駒のリュヌルージュです。2勝クラスの稲荷特別を勝利後に飛び級で挑んだ形となり14番人気という前評判でしたが、条件戦と同様の走りができ、オープンクラスのペースにも充分対応できました。前回は斤量50kgと恵まれたハンデで、今回は4kg増が同影響するのか、改めて注目したい1頭です。
前走に引き続いて若武者・団野騎手が騎乗する点も魅力で、近走成績を見ると55kgを背負ったレースでは馬券圏外へ外れてしまいますが、逆に54kg以下であれば対応可能といったデータも見られます。馬体は470kg前後と牝馬にしては雄大といえるものの、斤量に左右される部分もありつつ、今回は充分許容範囲なのではないでしょうか。
栗東・斉藤崇史厩舎の看板馬クロノジェネシスは次走宝塚記念でラッキーライラックと再戦予定となっています。もう一頭牝馬のリュヌールジュでヴィクトリアマイル参戦という青写真が描けるかどうか、まずは権利取りの一戦となります。