【レパードS予想2016】人気サイド強し、今年も順当な決着となるのか?
夏の新潟開催2週目はダートの重賞「レパードステークス(G3)」です。今年で第8回目とまだ歴は浅いレースですが、過去の出走馬にはすでにG1・Jpn1で実績を残している馬だけでなく、その後のG1・Jpn1戦線で大きく羽ばたいた馬もおり注目度の高い一戦です。
また、このレースは3歳ダート戦線のラストを飾る重賞レースでもあり、秋からの古馬との対戦を見据えて力を試すにはちょうど良いレースと言えるでしょう。上記で記したように、ここで活躍した馬は後のG1・Jpn1戦線でも活躍しており、ダート界の勢力図を動かす新星の誕生にも期待できる一戦です。今年の3歳ダート勢は層が厚いので今後のダート路線を占ううえでも見逃せない一戦ですね。
人気サイド強し!注目は前走ジャパンダートダービー組
さて、前置きが長くなりましたが、今回はレパードSの過去7回のレース結果から傾向を分析してみたいと思います。まずは人気の傾向ですが、1番人気は【5-0-2-0】で勝率50%、複勝率100%と優秀で、2番人気も【2-1-1-3】で勝率28%、複勝率42%と1番人気に次いで良い成績です。3番人気以下からは勝ち馬は出ておらず、人気サイドによる決着の多い傾向にあります。
また、前走がジャパンダートダービーの出走馬の好走率が高いという傾向も顕著に見られます。前走がジャパンダートダービーの出走馬の成績は【4-1-2-10】と、勝率は23%とそこまで高いわけではありませんが、2番目に成績の良いのが前走1000万下【2-4-3-27】ということを考えれば十分信頼度は高いと言えるでしょう。
2強ムード漂うが、今年も順当な決着となるか?
今年の出走馬で上記の条件に当てはまりそうなのがケイティブレイブです。今年5月の園田競馬場で行われた兵庫チャンピオンシップ(G2)を優勝し、前走のジャパンダートダービー(G1)でも2着に入線し、兵庫CSでの重賞勝利がフロックではなかったことを証明しました。前走ジャパンダートダービー2着で、さらに鞍上は前走に引き続き武豊騎手が騎乗するとなればケイティブレイブが1番人気の最有力候補と見て間違いないでしょう。
もう一頭、前走ユニコーンS(G3)3着馬のグレンツェントも人気を担う一頭ですが、データ的にピッタリ当てはまるケイティブレイブの方が信頼度は高いと見ています。前で競馬ができるという点についてもプラスです。
他には兵庫CSの3,4着馬、グランセブルスにレガーロ、ユニコーンS4着のビットボスあたりも人気を集めそうです。いずれにせよ、他のメンバーの走りや実績を見る限り今年のレパードSはケイティブレイブとグレンツェントの2強ムード。この2強対決の一角を崩せる馬が果たして出てくるのかというところも注目ですね。人気決着の多い重賞ですが、まだ歴も浅い重賞ですから何が起こってもおかしくありません。今年も順当な決着となるのか、それとも同競走初の波乱となるのか、目が離せませんね!