【鳴尾記念2020予想】ジェシー、ベスト舞台で反撃

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阪神競馬の開幕を飾る重賞は宝塚記念の前哨戦「鳴尾記念」です。例年、宝塚記念に向けたレースの割に頭数が揃わないことが多かったですが、今年は久々にフルゲート16頭が出走してきました。

ヴィクトリアマイルに出走したオークス馬ラブズオンリーユーをはじめ、大阪杯で8着のレッドジェニアル、昨年の菊花賞で2着のサトノルークス、昨年の春の天皇賞で3着のパフォーマープロミスなどG1戦線でも活躍している馬達が出走してきたため、レベルの高い一戦となりそうです。

そんなメンバーの中で今回注目しているのはジェシーです。エイシンフラッシュ産駒の5歳牡馬で、昨年9月に行われた3勝クラスの西宮ステークスを勝利しオープン入りしました。ただ、その後は4戦して12着、8着、15着、15着と惨憺たる結果に終わっています。近走の成績から狙い難いですが、一変の可能性はある1頭であると感じます。

まず、ジェシーが一番得意な距離が鳴尾記念と同じ芝2000mで、全19戦中11戦と一番多く走っている中で、4勝2着3回3着1回で勝率36%、連対率は64%とダントツの成績を残してます。また、阪神競馬場は5戦して2勝2着1回で勝率40%、連対率60%でこちらも最も得意としているコースです。2走前の阪神1800mの大阪城ステークスで15着と大敗していますが、1800mは3戦して0勝で連対率も33%に過ぎません。得意な阪神で得意な距離のここなら好勝負を演じる可能性は高そうです。

前走はダート初挑戦となったブリリアントSで15着に敗れましたが、ダートから芝戻りという点もプラスに働きそうです。また、連敗している近4戦の馬体重を見ますと全てが482~488kgの範囲となっており、近走は馬体重が重くなっています。ジェシーが勝っているのは480kg以下の馬体重の時しかありません。当日の馬体重を見て状態もある程度良し悪しが判断できそうです。

いずれにせよ、今回はジェシーにとってベスト舞台。上位に食い込んでくると予想して挑みたいと思います。