JRAの中でフルゲート枠が最も少ない重賞エルムステークス

北海道シリーズのダートのフルゲートは如何なる出走条件であっても13頭。16頭にしてしまうと小回りの為、コースロスする馬が続出する危険性がある。その為、余裕を持って13頭。

ダートのレースは距離も条件も関係なし。すべてフルゲートは13頭。今週のエルムステークスは、出走させたい陣営がさぞかし多いのかなと思っていたら、地方馬も入れて12頭。フルゲート割れ確実な状況。メンバー的にはマリーンS組・プロキオンS組・平安S組などに分かれる。

勿論、この3つのレース以外からもエントリーしてきている馬がいる。今週は土曜の小倉11Rに阿蘇Sが組まれており、こちらはオープン特別の一戦。フルゲート16頭に対し、15頭が最終登録。こちらも、フルゲート割れ確実である。

距離はエルムSと同じダート1700M。こちらはジュライS組が多い。エルムSに出走する陣営は力が入るだろう。頭数もフルゲート割れ、傑出馬不在。こうなって来ると、仕掛け合戦が始まる。早めに捲るように1頭の馬が動くと、つられて何頭かが動く。ここで重要なのは仕掛けどころまで絶対に動かない事。早仕掛けは失敗に終わる事のほうが圧倒的に多い。特にG3・G2ではその傾向が顕著。G1になるとさすがに最高レベルだけあって、多少の早仕掛けであっても能力で押し切れる。今年のエルムSはどの様な結末がまっているのか?