中京記念（2020）の予想オッズと過去データから傾向を分析！

阪神競馬のラストを飾る重賞は、サマーマイルシリーズ開幕を告げる一戦「中京記念」です。例年中京競馬場で行われる一戦ですが、今年は京都競馬場整備工事の影響で阪神での開催となります。枠順や脚質など競馬場によって傾向が変わるところもあるので、データや傾向が当てはまらない部分もありますが、過去10年間のデータをもとに中京記念の傾向を探っていきたいと思います。

■上位人気の勝率低め、穴馬の激走には十分警戒が必要

人気は「5番人気」が最多の3勝を挙げており、3着内の回数も最多です。「1～4番人気」はいずれも1勝ずつとなっており、上位人気の勝率は低めです。また、「10番人気以下」は2着4回、3着3回と2・3着にはよく絡んでおり、穴馬の激走も少なくありません。3連単の配当が10万馬券以上だったのは6回と多く、そのうち1回は255万馬券と超高額配当も飛び出しています。波乱傾向は強めの一戦と言って良いでしょう。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「真ん中枠」＆「逃げ」が不利

コースは阪神の芝1600mを使用。冒頭でも述べたように、今年は中京ではなく阪神で行われるので「枠番」と「脚質」については当てはまらない部分もあるかと思います。あくまで中京コースでの傾向とお考え下さい。（中京1600mの傾向はこちら）

枠番は「3枠」と「8枠」が3勝ずつを挙げており、内外の有利不利は少なめです。「4～6枠」からは勝ち馬が出ていませんので、真ん中枠からは勝ち馬が出難い傾向となっています。

脚質は「先行」と「追い込み」が4勝ずつを挙げており、連対数は「先行」が最多です。3着内の回数では「差し」が最多となっています。「逃げ」が3着内が0回となっており、逃げ馬以外はどの脚質もまんべんなく好走しています。

■ハンデが「57kg」の馬が好成績

ハンデは最多の4勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「57kg」に注目です。馬体重の増減は、最多の8勝を挙げている「-3～+3kg」に注目です。

■「5歳」が好成績

年齢は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「5歳」に注目です。性別は、勝ち馬は10頭全てが「牡馬」となっており、牡馬が中心となります。所属は「栗東」が7勝を挙げており、関西馬が優勢です。

■前走レースが「米子S」だった馬に注目

前走レースは、2勝を挙げ、3着内の回数が最多の「米子S」に注目です。前走着順は、「1着」が最多の3勝を挙げ、連対数と3着内の回数も最多です。ただ、「6着以下」に敗れた馬も5勝を挙げており、3着内の回数も16頭と多いので、前走で掲示板外に敗れた馬にも十分な警戒が必要です。

■騎手はフラットな傾向

騎手は「田中勝春」と「高倉稜」の2名の騎手が2勝ずつを挙げていますが、今年はいずれも騎乗予定がありません。その他の騎手については傾向らしい傾向が見られないため、騎手についてはフラットな目線で予想したいと思います。

※現役騎手のみを表示しております。