クロフネ、種牡馬を引退

2002年より社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送っていたクロフネ(牡22)が、種牡馬を引退することが明らかになった。13日、同馬を管理する社台スタリオンステーションが明かした。

クロフネは2001年にNHKマイルCとジャパンカップダートを制し、芝・ダートの双方でG1制覇を達成した。しかし、同年末に屈腱炎を発症したため引退。2002年より社台スタリオンステーションで種牡馬となり、初年度から201頭の交配相手を集めた。

初年度産駒からは2005年の朝日杯FSを制したフサイチリシャールを出し、その後も2011年のスプリンターズSと2012年の高松宮記念を制したカレンチャンや、障害でも2015年の中山グランドJと中山大障害を制したアップトゥデイトなど多くの活躍馬を輩出した。

しかし、近年は体調面が優れず、2019年からは種付けを中止して経過観察をしていた。その後は良化の兆候がみられず高齢となったこともあり、2020年7月をもって種牡馬を引退することとなった。これにより、37頭が血統登録されている現1歳がラスト世代となる。今後は社台スタリオンステーションで功労馬として引き続き余生を過ごすこととなる。クロフネ号、長い種牡馬生活お疲れ様でした。