【ローズ予想2020】アブレイズ、再度の左回りで弱点克服なるか

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3着以内まで秋華賞の優先出走権が与えられるトライアルレース・ローズステークスが日曜中京のメインレースで開催です。上位人気にはスイートピーステークスを制しオークスに挑んだデゼル、阪神JFで1番人気を裏切る6着、桜花賞でも10着と勢いが止まっていた中でオークスで4着まで盛り返したリアアメリア、阪神JF3着から年明けのチューリップ賞2着、桜花賞4着と安定感のある走りを見せながら、オークスでは15着と大敗を喫してしまったクラヴァシュドールあたりが予想されます。

そんなローズステークスで今回注目したいのが栗東・池江厩舎のキズナ産駒・アブレイズです。デビューから藤井騎手が3戦騎乗しており、今回も継続騎乗で挑みます。

デビュー戦は京都芝2000m、2戦目のフラワーカップでは10番人気を覆す勝利を収めており、桜花賞出走も可能な収得賞金を得ましたが、オークス一本に焦点を絞るも、17着大敗。夏はしっかり休養を挟んで今回が復帰初戦となります。

戦績を見る限り、オークスと同じ左回りとなる今回のローズステークスよりも、結果の出ていた中山コースで行われた紫苑ステークスの方に適性があるように思えますが、再度左回りコースに挑むこととなりました。

本番の秋華賞は京都コースということでデビュー戦と同じ舞台だけに次も楽しみな1頭となりますが、G3勝ち馬にも関わらず今回も人気が上がってこないことが予想されるだけに、馬券妙味もあります。

前走のオークス敗戦が距離によるものなのか相手関係か、はたまた左回り適性によるものなのか。改めてアブレイズの立ち位置を図るための目安ともなるレースですが、主戦の藤井騎手としても2度続けての大敗は避けたいところでしょう。穴馬としてぜひ注目したい存在ですね。