クズが出ないお母さん。産む仔すべてが中央勝利の偉大な母とは?
競馬用語で「クズがでない」ということばがあります。安定して仔を出し、かつその仔たちがしっかり走って賞金をくわえてくる。とはいえ、いくらなんでも産む仔すべてが親孝行というのは難しい。そう思っていたんですが、いたんですね。
アンブライドルズソングの血統のピラミマです。ピンとこない人のために、有名な仔をあげるとバンドワゴンがいます。父ホワイトマズルできさらぎ賞2着の実績。参考までに歴代の仔たちを見ていきましょう。
2010産ナンヨーカノン・3勝、2011産バンドワゴン・3勝、2012産カレンオブシス・2勝、2013産エマノン・1勝とまだ4頭ですが、空胎もなく2014, 2015年も仔がいます。中央でひとつ勝つのがどれだけ難しいかを考えると、重賞勝ち馬こそいませんが優秀な仔だしといえます。そんなピラミマの2014はハーツクライ産駒のスワーヴリチャード。栗東・庄野厩舎にすでに入厩しておりゲート試験も合格しています。
気になるデビュー戦は9月11日の阪神競馬で芝2000mを四位騎手で予定しているとのこと。そして2015年はついにディープインパクトをつけて無事仔が生まれています。スワーヴリチャードだけではなく、ピラミマの2015も要チェックですよ!