【紫苑S予想2016】記念すべき第1回目開催!オークス3着馬ビッシュで盤石か?
まだまだ暑い日は続きそうだが、先週で夏競馬は終了。競馬ファンの皆さんは夏競馬の成績はいかがだっただろうか。夏競馬はやらない、夏競馬こそ勝負だ、と色々な人がいると思うがなんにせよ夏の終わりというのは寂しいものだ。今年の夏は案外上位人気が絡んだレースが多く、思ったより荒れなかったなという印象だ。大いに荒れたのは天気だけだったようだ。
さて、今週からは中山で競馬が開催される。注目される初日の重賞レースは今年が記念すべき第1回目となる牝馬重賞の紫苑Sだ。今年からG3に昇格した秋華賞トライアルだ。新しい重賞なだけに注目度は高そうだ。
オークス3着のビッシュ、成績だけは抜けているが…?
気になる出走メンバーだが、過去の成績だけ見ればオークス3着のビッシュが抜けた存在。しかし、3歳馬はひと夏をこして大きく成長する馬もいる。勿論、立場はビッシュも同じでオークスの時からどれほど成長したかは見ものだ。ただ、桜花賞馬のジュエラーやオークス馬のシンハライトなど、メンバーのレベルが高いローズSではなく、若干レベルが劣る紫苑Sに出走してきたので今の実力がいかほどのものなのかは気になるところだ。本当に実力がついていれば、ローズSで遠征競馬を慣らしておく必要もある。但し、レースの間隔を考えれば紫苑Sの選択も妥当と言える。
その他の注目馬では、フローラS2着のパールコード。本番のオークスには進まず、自重。秋に向けて充電が完了。この馬もひと夏をこしてどれほど成長したかが気になる馬で、ビッシュと人気を分け合いそうな一頭となりそうだ。
オープン特別時代の紫苑Sの傾向は?
紫苑Sは2000年から昨年まではオープン特別として行われており、重賞になる前から知っていたファンも多いだろう。この時期が来るといよいよ秋に突入という感じである。これからは気温がドンドン下がっていき、猛暑にはもうお別れの時期。夏を休んでいた有力馬もそろそろ動き出す頃である。
話を紫苑Sに戻すと、オープン特別のころの傾向としては基本的に波乱決着が多いレースである。重賞となった今年からその傾向がどう変わっていくかだが、これまでの傾向通り買うなら人気馬から穴馬へ流すのがベスト。人気馬同士で決まったら割り切るくらいの気持ちで丁度いい。逆に穴馬から入った場合は狙い甲斐がありそうだ。人気馬とでも相当つく、そこから人気薄同士の馬券なら爆裂配当となるだろう。
今年の紫苑Sはビッシュとパールコードが人気を集めそうだが、今年は3着馬にも秋華賞への切符が与えられるようになったし、まだオープン特別の頃とメンバーレベルがあまり変わらない今なら重賞制覇も狙えるチャンスでもあるため、今回ここに力を入れてくる出走馬もいることだろう。第1回目から大きな馬券が出る可能性も十分ありそうだ。