【スワンS予想2020】マイルCSの前哨戦!サウンドキアラやアドマイヤマーズなど出走予定馬を考察
京都競馬の土曜メインはマイルチャンピオンシップを狙うマイラーとスプリンターが集結した「スワンステークス」です。夏の上がり馬、春の実績馬、準オープンからの格上挑戦馬、時には地方馬の参戦などもあり、楽しみな一戦になります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。
サウンドキアラ(牝5、安達昭夫厩舎)
昨年のヴィクトリアマイルでは15番人気で7着という結果に敗れましたが、今年初戦の京都金杯を制し重賞初制覇を達成。さらに続く京都牝馬S、阪神牝馬Sを連勝し、重賞3連勝を達成。リベンジを目論んだ今年のヴィクトリアマイルでは4番人気で2着に好走し、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を見せています。そのヴィクトリアマイルではアーモンドアイには完敗でしたが、ノームコアの猛追を凌いでの2着死守と評価出来る内容でした。京都巧者で1400mの距離も全く問題無く、有力な1頭と言えるでしょう。
アドマイヤマーズ(牡4、友道康夫厩舎)
朝日杯FSを制し2歳王者に、昨年3歳時はNHKマイルC、香港マイルを制し国内外のG1を勝利したマイル王のアドマイヤマーズ。春は予定していたドバイ遠征がコロナ騒動の影響で中止となり、現地まで輸送したもののレースを走らず帰国と不完全燃焼に終わりました。前走の安田記念・6着は前目に向かない展開と、ドバイ中止による予想外のローテーションが響いた可能性があります。本番に強い叩き良化タイプで前哨戦では案外という印象ですが、国内でジックリ調整されたここは高いパフォーマンスが期待できそうです。
ステルヴィオ(牡5、木村哲也厩舎)
2018年のマイルCSの覇者・ステルヴィオ。その後は喉の影響で案外なレースが続いていましたが、前走のスプリングCは好位から進めて伸びて2着と久々にこの馬らしい競馬が出来ました。春の高松宮記念では9着でしたが、距離延長のスプリングCで巻き返しており、1400mでマイルCSを制した京都が舞台ならここも自分の力を発揮できる可能性が高そうです。夏はキーンランドCに出走予定でしたが、熱発のため回避。ちぐはぐな状況が続いていましたが、得意の舞台で復調の兆しをみせている今なら好勝負が期待できるでしょう。