アジアエクスプレス産駒・ソロユニットがエーデルワイス賞で5連勝達成
初年度から活躍馬を出すというのは、種牡馬生活を長く続けるうえで非常に重要といえます。今年でいえばエピファネイア産駒のデアリングタクトがその筆頭といえ、無敗の3冠馬を初年度から輩出するというのは種牡馬としてこの上ない成功例と言えるでしょう。
今年の2歳戦の目玉となっている新種牡馬といえばドゥラメンテ、モーリス、そして小倉2歳S覇者を出すなど、仕上がりの早さと高いスピード能力をアピールしているミッキーアイルなどが挙げられます。
そんな中、中央競馬では目立っていませんが、同じく今年産駒デビューのアジアエクスプレスも地方で存在感を示していますので今回注目してみました。
ホッカイドウ競馬所属のソロユニットが門別競馬場で行われた2歳交流重賞のエーデルワイス賞を勝利しここまで5連勝を達成。2歳から活躍し、芝・ダート両方でG1制覇を成し遂げたアジアエクスプレスの遺伝子をしっかり受け継いでいます。
アジアエクスプレスは今年も161頭と多くの繁殖牝馬を集めており、今後は中央競馬でも活躍する産駒が出てくる可能性がある種牡馬といえそうです。
また、アジアエクスプレスの父であるヘニーヒューズもスピードとパワーが売りの種牡馬で、中央・地方問わず多くの活躍馬を輩出しています。
続々と大物種牡馬の来日もあり、また国内でも毎年にようにG1勝ちのある良血馬が種牡馬入りしている日本競馬ですが、いろいろな選択肢を残していく意味でも、今後も貴重な存在となってくれるのではないでしょうか。
今回注目したアジアエクスプレス産駒をはじめ、ダート・芝の短距離部門で人気の種牡馬たちの産駒たちにも注目していきたいですね。