【武蔵野S予想2020】新境地開いたモズアスコット

2018年の安田記念勝利、そして今年のフェブラリーステークスで芝・ダートのダブルG1制覇となったフランケル産駒のモズアスコット。芝・ダート両刀というローテーションにはなっていますが、現状ではダートに偏ったローテーションが組まれてきています。

いずれのG1勝利も主戦のルメール騎手によるものということで手が合っているのは間違いないところですが、ダントツのリーディングジョッキーということで多忙でもあり、鞍上固定というわけにも行かず思うような結果が出せていない中、秋の初戦マイルCS南部杯で新コンビとなった横山武史騎手が2番人気の支持を受け2着と一定の結果を出しました。

結果的にアルクトスに差され2着に敗れたものの、後方待機からの末脚勝負が定番のモズアスコットを2番手追走から新境地の走りを見せられたのは大きな収穫だったと言えそうです。

そんなモズアスコットが秋2戦目に登録してきたのが、今週土曜東京メインレースに組まれているG3・武蔵野ステークスです。1着馬にはチャンピオンズカップへの優先出走権も与えられ、モズアスコット自身は収得賞金で十分といったポジションですが、熱い戦いの期待できるレースです。

ルメール騎手がマリーンS、エルムSとダートで連勝を飾り復活を遂げた2017年のホープフルS勝ち馬タイムフライヤーで参戦予定ということで、モズアスコットは再度横山武史騎手とのコンビで挑むことになります。

前走は先行策を取りましたが、今回はモズアスコットが得意としている東京コースということで、新境地の前からか実績のある後ろからか展開面でも興味深い一頭です。

南部杯では1番人気を譲ったサンライズノヴァや、レパードステークスであっかんの逃げ切りを見せた3歳馬ケンシンコウなどが参戦し、フルゲート16頭に対して登録19頭と質・量ともに充実したレースとなりました。

59kgの斤量は他と比較して厳しい条件にはなっているモズアスコットですが、今後のコンビ継続なるかも含めて注目したい一戦です。