【京成杯2021予想】桜花賞馬を母に持つタイムトゥヘヴン、3戦のキャリアがここで生きるか?
今週日曜中山競馬のメインレースは、3歳戦・京成杯が開催です。皐月賞と同じ中山芝2000mと同じ舞台での条件ながら不思議と前週のシンザン記念と比べると出世につながるとは言い難いレースとなっています。
今年も登録こそ17頭と数は揃ったものの、全馬1勝馬ということで、戦績だけで見たら先日のシンザン記念と比べると小粒なメンバー構成となったのは否めないところです。
注目馬を見ると、栗東・西園厩舎が期待を寄せているモーリス産駒のタイソウは松山騎手から石橋脩騎手へと乗り替わり、半姉にレシステンシアを持つハーツクライ産駒のグラティアスには引き続きルメール騎手が騎乗予定、昨年10月の新馬勝利からじっくり間隔をあけて参戦するキングカメハメハ産駒ヴァイスメテオールは引き続き丸山騎手が騎乗予定となっています。
1戦1勝馬が上位人気を背負う構成になりそうな京成杯ですが、今回狙ってみたいのは母に桜花賞馬・キストゥヘヴンを持つロードカナロア産駒のタイムトゥヘヴンです。
デビュー戦は7頭立ての少頭数ながら2,3番手につけたものの、出遅れたこともあって伸びずに4着敗退、続く未勝利戦ではやや後方となる7番手追走から末脚を伸ばすもモタれる面を見せ、またも4着敗退となりました。
デビューから2戦はそれぞれ理由あっての敗戦ということもあり、3戦目では2番手追走から抜け出し8馬身差をつける圧勝を演じ未勝利を脱出しました。
デビューから一貫して芝1800m以上にこだわってここまで来ており、ロードカナロア産駒ではありますが、NHKマイルカップよりもクラシック路線を意識したローテーションと思われます。
これまでは戸崎騎手、北村友一騎手が手綱を取ってきましたが、今回は新たにミルコ・デムーロ騎手とのコンビで挑みます。
人気のグラティアス、タイソウともに2番手抜け出しで前走勝利を飾っており、同じような形で勝ち上がったタイムトゥヘヴンがどのような位置取りを選択するのか、デムーロ騎手の手綱捌きにも期待して応援したいところです。