低調なメンバーが目立つ、くるみ賞登録馬
最終登録13頭。その内の4頭が未勝利馬。登録だけしておいて、出馬投票の前にやっぱり回避という可能性も十分ある。未勝利戦を使えるのだから、余程能力が桁違いに凄い馬であれば納得もいくが、この4頭を見た時失礼ながらそれはないと思った。
格上挑戦が出来るのだから登録後に辞退するも、そのまま出走するのも自由。問題なのは、人間のエゴによって出走させられ、1つ上のステージの馬と走らされ、調子がおかしくなる馬がいるというのが一番気の毒だ。特に牝馬の場合は1度調子を崩すと立て直すのが大変。あのヒシアマゾンでさえ、3歳時(当時の年齢表記は4歳)の快進撃は凄かったが4歳になり、充実期を迎え、暮れの有馬記念で5着に調整不足で敗れると、5歳時は全く良いところがなく1度も馬券に絡まなかった。この様な例はいくらでもある。
そんな中でも時間が来ればゲートは開く。人気を集めそうなのが、マイネルアムニス。この時期のマイネル軍団は仕上がりが早いので軽視はできない。関西からの遠征馬・アグネスジュレップも上位人気を形成する。割と力関係がはっきりしている。ここは順当決着に終わる公算が高いが、爆弾馬の激走がないとは言えない。2歳戦では特にダークホースの激走に警戒が必要。あの時抑えてれば良かった・・・では遅い。力関係がはっきりしていないここが若駒の難しさであり、面白さでもある。