競馬ファンと騎手、無用な一言にご用心
競馬場に行くと、ウィナーズサークルの前にはたくさんの人がいる。サインを貰いたかったり、写真を撮りたかったり、目的は人それぞれだが、1番騎手とファンが近い場所であるのは間違いない。しかし時として、ジョッキーがインタビューを受けている時に競馬ファンがヤジを入れていると、ブチ切れる騎手もいる。日本ダービーをディープスカイで勝った時に、四位騎手に執拗にヤジを投げかけている競馬ファンがいた。インタビューの途中で『うるせーよ、おい!!』と四位騎手がブチ切れてしまった。
この模様はグリーンチャンネルでダイレクトに流れてしまった。競馬ファンの中にはこの様なファンもいる。恐らく、馬券を外したファンなのだろう。そういう競馬ファンはパドックにも多い。前のレースを買って外し、その人気馬に騎乗していたジョッキーにヤジを飛ばすヤジ将軍がいる。見ていて面白い時もあるが、本気のヤジは余りいいものではない。当然野次られた騎手を応援しているファンもいる。時には一触即発ムードになり不穏な空気が流れる事もある。競馬場は人間が争うところではない。馬が争う所だ。そういう事にならない為にも無用な一言は慎むべきだ。