【フローラS予想2021】良血揃いのオークストライアル
今週の中央競馬はG1開催がない谷間の週となりますが、日曜東京メインレースにはオークストライアルのフローラSが組まれています。2着までにオークス優先出走権が与えられることもあり、1勝馬の登録も多いですが、フルゲート18頭に対して登録17頭と、全馬出走可能となっています。
先日の阪神牝馬Sを勝利したデゼルの全妹・オヌールには療養中の主戦・武豊騎手に替わって川田騎手が騎乗予定となっており、2戦2勝の戦績からも上位人気支持が予想されます。
また、種牡馬入りしているミッキーグローリーの全妹・パープルレディーは、未勝利脱出まで3戦を要したものの、牡馬相手のゆりかもめ賞で勝利しているように、芝2400mの本番に期待がかかる1頭で、前走勝利の立役者である田辺騎手が今回も騎乗を予定しています。
そのほか、昨年の札幌2歳Sで2着、さらに阪神JFで3着に入り、年明け初戦のフラワーカップでは1番人気ながら3着と敗退したユーバーレーベンには阪神JF以来の騎乗となるデムーロ騎手が予定されており、こちらも注目の1頭となっています。
2勝馬や実績上位組が人気を集めそうな今回ですが、注目したいのはオークス馬・ヌーヴォレコルトの全妹・オメガロマンスです。姉と同じ美浦・斉藤厩舎の管理馬で、先日の皐月賞をエフフォーリアで制している横山武史騎手が引き続き騎乗予定となっています。
新馬戦では14番手追走から豪快に末脚を伸ばして勝利したものの、続くミモザ賞では勝ち馬から14馬身離された6着に敗れています。
重馬場が影響したのか、反応が鈍かった点も敗因となっていますが、東京コースで飛躍を遂げた全姉同様、初めての東京コース参戦となりますがこの舞台で改めて見直せる1頭ではないでしょうか。
ヤネの勢いにも期待しつつ、良血ながらそこまで人気しなさそうな点も馬券検討にくわえておきたいところですね。