【金鯱賞2016予想】クロフネ産駒のパドルウィールが久しぶりの重賞を制する!

開催時期が変わって5年目の金鯱賞。春開催から冬のこの時期に変わったことで2000m路線のローカル重賞組と有馬記念を目指すGⅠ出走馬と混在して対決する難解なレースとなってきています。

今年はさらにリアファルやデニムアンドルビーと言ったGⅠ出走馬ながらも休み明けの緒戦となる馬も出走し、より難解さを増幅させているようです。

そんなメンバーの集まる今回の金鯱賞の中で好走する、いや勝つのでは?と思うのがパドルウィールです。パドルウィールは、まだ準オープンの身でここ2走1600万のレースで5着、4着と重賞どころか、準オープンでさえ勝ち切れないレースが続いています。

そんな状況のパドルウィールがデビュー以来自身2回目の重賞挑戦となる今回で勝てるかも?と言うのは、3走前の1000万特別シンガポールTC賞で今回の金鯱賞とおなじ中京2000mでのレースの勝ちっぷりにあります。

1000m59.7と言う遅くはないペースを2番手で追走し、直線を向くと先頭に抜け出し荒れた内ではなく馬場の真ん中を抜け出して4馬身差の快勝でした。その時の勝ち時計が1分58秒4で中京競馬の芝2000mのレコードタイムをマークしたのです。

レコードタイムですから当然、これまでの金鯱賞のタイムより上回っています。中京競馬場で行われた過去4回で昨年、一昨年がともに1分58秒8、3年前は1分59秒6、4年前は2分00秒4といずれも良馬場だったにも関わらず、パドルウィールがマークした時計に及ばないのです。

時期が違えば馬場も違うので単純比較は難しいですが、それにしても中京芝2000mは、金鯱賞以外でも重賞が行われている条件にも関わらず、パドルウィールがそれらを凌駕する時計をマークしたことは、パドルウィールの潜在能力と言っても過言ではないでしょう。

ということで、クロフネが得意だった2000m芝でその産駒であるパドルウィールが自身重賞2戦目で重賞制覇を果たす可能性は十分あるはずです。狙うなら配当的にも今回でしょう。