2021年のダイヤモンドS覇者グロンディオーズが疝痛により予後不良
今年の2月に東京競馬場で行われたダイヤモンドS(G3、芝3400m)を制し、重賞初制覇を果たしたグロンディオーズ(牡6、田村康仁厩舎)が、疝痛により急死したことが明らかになった。所属するサンデーサラブレッドクラブがホームページで発表した。
同馬は今月12日、右第1指骨剥離骨折が判明し、3ヶ月以上の休養を要する見込みであることがJRAより発表されていた。福島県のノーザンファーム天栄へ放牧に出されていたが、牧場で疝痛を発症。
15日夜に美浦トレセンの診療所に移動し、緊急手術が行われたが、16日にJRAの獣医師より予後不良の診断が下され、安楽死の処置が施された。
同馬は2018年2月に東京の芝1600mでデビュー。同年の菊花賞・13着後、屈腱炎で1年半以上の休養を余儀なくされ、2020年6月の江ノ島S(15着)で復帰。その後は同年秋の六社Sを制して久々に勝利を果たすと、今年のダイヤモンドSを快勝して重賞初制覇を達成。続く目黒記念でも左前脚の皮膚炎に悩まされながらも調整を進め、4着に好走し中・長距離重賞戦線で活躍。
グロンディオーズは父ルーラーシップ、母シェリール、母父サンデーサイレンスという血統。通算成績は11戦5勝。グロンディオーズ号のご冥福をお祈りします。