【巴賞2021予想】ダートの実績馬マドラスチェック、異色の挑戦
今週から始まる函館開催の日曜メインレースに組まれているのが、函館記念の前哨戦ともいえる3歳以上のオープンレース・巴賞です。今年はフルゲート16頭に登録13頭で、全馬出走可能となっています。
昨年このレース9着から函館記念2着に食い込んでいるドゥオーモが今年も参戦を予定しています。今年で8歳となっており、昨年の京都大賞典以降大敗が続いていますが得意の函館の芝コースで久々に復活の走りを見せられるか。また、昨年のクイーンS勝ち馬のレッドアネモスもここ3戦はいいところを見せられていませんが、『夏は牝馬』の格言通り今年も結果を残せるか、池添騎手との初コンビで挑みます。
夏に強い馬たちの参戦が多くなっていますが、今回注目したのは、地方交流重賞で安定した成績を残しているマリブムーン産駒の5歳牝馬・マドラスチェックです。美浦・斉藤誠厩舎の管理馬で、今回は息子の斉藤新騎手とのコンビで挑む予定となっています。
ダートで大崩れしない安定感を誇っており、あえて芝に挑む必要もないように思えるこれまでの戦績ですが、牝馬ながら57kgの斤量を背負うにも関わらずあえて芝で牡馬相手にぶつける陣営の意気込みを買ってみたい1頭です。
時計がかかる洋芝なら新味が出る可能性もあり、ダートで安定感のある先行力を芝でも見せられるのかが気になるところですが、過去5年のデータをみても、前走でダートを使っている馬が結果を残せている年はないだけに、この挑戦が吉と出るのか、大敗を喫する可能性もありますが、芝挑戦が嫌われて人気薄なら実績を考慮しても狙ってみたいところです。