【アメジストS予想2021】勢力図不透明な明け4歳牝馬の能力を計る一戦

昨年の3歳牝馬路線はデアリングタクト一強といった内容で終わり、三冠レースすべてで2着が異なったことからデアリングタクト以外の勢力図は混沌としたまま計りしれていない部分が多いように思えます。

そこで明け4歳牝馬勢の能力を計る目安となるレースとして注目したいのが、今週日曜東京10レースに組まれている3勝クラスの特別戦・アメジストステークスです。

明け4歳牡馬勢のクラシック未参戦組からは、北村宏司騎手とのコンビで3戦3勝中ながら今回はルメール騎手を確保し挑むオルフェーヴル産駒ヘイルメリー、底知れぬ能力を秘めたまま引退したシルバーステートの半弟・シルヴェリオ、前走で大敗を喫したもののこのクラスで4番人気に支持されたサベルヴィといったメンバーが登録し、その他には菊花賞にも参戦したターキッシュパレスも参戦を予定となっています。

そして明け4歳牝馬勢からは、クラシック未参戦のシャレードが登録しておりますが、今回注目したいのは紫苑S2着から秋華賞4着と善戦していたルーラーシップ産駒のパラスアテナです。

前走の寿Sでは川田騎手騎乗で1番人気に支持されましたが4着敗退となっており、今回は久しぶりに武豊騎手とのコンビが復活します。ここ2戦は最後方に近い位置取りからの競馬が続いていますが、武騎手の騎乗時にはもう少し前目につけていることもあり、位置取りにも注目したいところです。

過去5年のデータでは3番人気以内に支持された馬たちが結果を残しているレースで、そういった意味でも、上位人気が予想されるパラスアテナには追い風といえるかもしれません。

2016年こそ2着に11番人気のケイアイチョウサンが食い込み波乱となったものの、それ以外は堅めの決着が続いていることもあり、実力が出しやすい東京コースだけに、上位人気馬の取捨選択をしつつ点数をしぼって馬券は仕留めたいところですね。