【JRA函館記念2023予想】買うべきは「先行馬」!狙い目は好条件揃った〝この馬〟だ

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今週は函館開催を締めくくる重賞「函館記念」が開催です。

過去10年の傾向とデータでも述べた通り、同レースは逃げ・先行馬が9勝を挙げており、前目から狙っていきたいレース。3~4コーナーの下り坂に加えて短い直線というコース形態から後方一手の馬には厳しく、先行勢が活躍しやすいレースとしても有名です。

ある程度先行力がある馬から選出するとなれば、狙ってみたいのは前走の巴賞を快勝したアラタです。

行きたい馬がドーブネとテーオーシリウスの2頭、先行したいアラタと能力の高い馬が前を占めた一戦で、結果前に行った4頭で4着まで独占するかたちとなりました。アラタは道中内の4番手に付け、直線でしっかりと前を捉えて勝つという、正攻法の競馬で快勝。

2021年と2022年の福島記念で3着、今年の金鯱賞でも3着と好走していますが、個人的には重賞ではワンパンチ足りないという印象が強く、善戦マンとしての評価が強まっている1頭です。

ただ、去年の札幌記念ではG1馬5頭が出走した中で4着と、ハイレベルなメンバーを相手に強い競馬もできる馬です。週末は雨ということで馬場もタフになる可能性十分ですが、前に行きたい馬が多い中である程度外差しも決まってくるようなら、好位追走から抜け出す競馬が出来るアラタにとっては競馬もしやすくなってくるでしょう。

これまで安定感以上のパフォーマンスを見せてこられなかったジレンマがありましたが、前走はしっかりと勝ちきる競馬を展開してくれた点も好材料です。軸にもピッタリな1頭ですが、勝ち切るパターンも想定して本命視したいと思います。

続いて相手ですが、波乱の決着が目立つ一戦ということでオススメの穴馬を1頭紹介したいと思います。その馬は、前走の宝塚記念・15着から巻き返しを狙うユニコーンライオンです。

前走は果敢に逃げるも失速しての15着敗退。早めに後続からのプレッシャーを受けており、さすがに厳しい競馬に見えました。G1でも先手を主張できる馬という意味では心強い先行馬で、G1の壁に跳ね返されるかたちとなりましたが、メンバーの格が落ちるここは条件好転。

函館の芝コースは2戦2勝と好成績で、キャリア6勝のうち3勝が2000mと距離もベスト。小回り・内回りコースへの適性も高く、ここはベストと言って良い舞台です。同系との兼ね合いも当然ありますが、逃げ馬候補の中では一番条件が良いと感じます。G3のここは浮上してくる可能性大と見て、有力視したいと思います。

ということで今年の函館記念は、本命アラタ、穴馬にはユニコーンライオンを抑えておくという予想で勝負したいと思います。