【JRA阪急杯2023予想】実績上位の〝舞台巧者〟とは?

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日曜の阪神メインレースは1着馬に高松宮記念の優先出走権が与えられるG3「阪急杯」です。

過去10年のデータをみると、特にここ2年の勝ち馬が優秀で、2021年はレシステンシア、昨年はダイアトニックと、さらに上のクラスでも勝ち負けできている馬が勝利しています。2019年のスマートオーディンが11番人気で勝利したケースもありますが、強い実績のある馬が1番人気になる場合は要チェックすべきでしょう。

今年の注目はNHKマイルカップで1番人気の支持を受けるなど、フランケル産駒の牡馬ではモズアスコット以来の有望株といえるグレナディアガーズになりそうです。

栗東・中内田厩舎の管理馬ということもあり、川田騎手が主戦を務めてきましたが、今週はサウジアラビアへ遠征ということで、今回は岩田望来騎手とのコンビで挑む予定となっています。昨年は高松宮記念で3番人気の支持を受けながらもどろんこ馬場も影響したのか二桁着順に敗れています。

その後英国遠征を果たしたものの、またも二桁着順に敗れており、ようやく暮れの阪神カップでダイアトニックを猛追し久々に馬券圏内となる2着に入っています。

阪神の芝コースはこれまで【3-1-0-1】と抜群の相性を誇っており、またG1を転戦してきた馬ですが今回はG3の別定戦ということもあり、牡馬は一律57kgで出走ができる点も他馬とは実績が違うだけに有利といえそうです。

ここを勝って昨年のリベンジとなる高松宮記念に再度向かうのか、スプリント路線は避けて安田記念やあるいは海外のG1に矛先を向けるのかはまだわかりませんが、実績が今回の登録馬の中では抜けているだけに、ここは通過点と行きたいところですね。