日本でも産駒デビュー予定の米三冠アメリカンファラオ初年度産駒がアイルランドで快勝!

今年の限った話ではなく、毎年この時期に注目されるの新種牡馬の初年度産駒のデビュー前の評判です。2016年に種付けされた世代が今年登場してくるということで、新種牡馬として注目されるのは2015年に活躍していた馬たちとなります。欧州ではひと足早く開幕した2歳戦では、37年ぶりのアメリカ三冠馬となったアメリカンファラオ、2015年の英ダービー馬ゴールデンホーン、アイルランド2000ギニーなどG1を4勝したグレンイーグルスなどの産駒が注目を集めています。

その中から今回は4月13日にアイルランドのネース競馬場で初出走初勝利をあげたアメリカンファラオ産駒のモナークオブエジプトを取り上げたいと思います。海外馬券販売の際には高確率でお目にかかる世界的名伯楽のエイダン・オブライエン厩舎管理のもと、同じく日本でもおなじみのライアン・ムーア騎手騎乗でデビューを迎えると、芝1000mで2馬身3/4差を付けての勝利となりました。

現役時代の競走能力がそのまま種牡馬の成功につながるとは限らないため大物種牡馬の初年度産駒デビューは非常に緊張感がありますが、まずは順調な滑り出しを切れたアメリカンファラオ。日本からもクイーンエリザベス2世チャレンジカップステークスを制したキトゥンズダンブリングスを母に持つアブルハウルと、サンタアニタオークス馬のクリスプを母に持つダノンファラオの2頭がデビュー予定となっています。

アブルハウルは社台レースホースから125万円40口の総額5000万円での募集、ダノンファラオは2018年のセレクトセールで1億8千万円と高額落札されているためオーナーサイドからの期待感も高いことでしょう。

欧州での滑り出しは上々ということで、後は日本の馬場に対応できるかどうかというのがネックとなりますが、2頭ともに母系も超一流と言えるだけに主戦場はダートとなるかもしれませんがぜひ覚えておきたいですね。