土曜の東京メインは芝3400mのハンデG3「ダイヤモンドステークス」。長距離戦ながらも激戦必至のレースとなりそうです。
過去10年のデータを振り返ると、1番人気は【4勝・2着2回】、2番人気も【3勝・2着2回】と、比較的順当な決着が多いのが特徴です。長距離戦ということもあり、実績のある人気馬が信頼されやすいレースといえるでしょう。
今年の有力馬として注目したいのは3頭。まずはルーラーシップ産駒の4歳牡馬、ヘデントールです。昨年の菊花賞でアーバンシックの2着に入った実績馬。長距離適性の高さが魅力です。2頭目は、ドレフォン産駒の6歳牡馬、ワープスピードです。オーストラリアのメルボルンカップで11番人気ながらハナ差の2着と激走。海外G1でも戦える力を持っています。最後はトーセンジョーダン産駒の7歳牡馬、シルブロンです。昨年のステイヤーズステークスでは12番人気ながら2着に入り、穴馬としての魅力を秘めています。この3頭を中心に、上位人気馬は馬券から外せない存在となりそうです。
所属別の成績を見ると、関東馬と関西馬は過去10年でそれぞれ5勝と互角。しかし、穴馬に限っては関東馬の好走が目立ち、7番人気以下の関西馬は一度も2着以内に入っていません。穴狙いなら関東馬を重視したいところです。
実績馬の中では、キングカメハメハ産駒の6歳セン馬、シュトルーヴェに注目。昨年の日経賞・目黒記念を制したものの、その後の宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念では二桁着順と大敗が続きました。ただし、東京芝コースでは6戦3勝と好成績。さらに2ヶ月の休み明けでも崩れにくいタイプのため、人気が落ちるようなら妙味のある1頭になりそうです。
順当な決着が多い長距離戦とはいえ、関東馬の穴馬や実績馬の復活がカギを握る一戦。実力馬が順当に勝つのか、それとも新たな長距離砲が台頭するのか。見逃せないレースになりそうです。