日曜の東京メインはダートマイルG1の「フェブラリーS」が開催されます。サウジデーと日程が重なることもあり有力馬の乗り替わりが多く注意が必要です。
東京ダートで5戦5勝と無敗のコスタノヴァは、短期免許で来日中のキング騎手が手綱を取る予定です。また、川田騎手が主戦を務めるエンペラーワケアは、昨年の武蔵野S以来の実戦復帰となりますが、今回は根岸Sでコスタノヴァを勝利に導いた横山武史騎手が騎乗予定です。
さらに、引退が近づいている栗東・音無厩舎は、豪華3頭出しを予定しています。その中でも、前走プロキオンS2着のサンライズジパングは、幸騎手との新コンビで挑むことが決まっています。
昨年のこのレースを制したペプチドナイルと藤岡祐介騎手、前走名古屋大賞典を制したミッキーファイトと戸崎騎手、そして同じ音無厩舎所属でサンライズジパングを封じて勝利したサンデーファンデーと鮫島克駿騎手のコンビも注目の一角です。また、前走のチャンピオンズCでは15着と大敗したものの、昨年のフェブラリーSでは2着、さらに安田記念でも4着と、東京マイルで高い適性を示しているガイアフォースは、長岡騎手とのコンビで巻き返しを狙います。さらに、メイショウハリオと浜中騎手のコンビは長年継続しており、人気が落ち着くようなら馬券的にも妙味がありそうです。
過去10年のデータでは、1番人気が5勝、2番人気が3勝と、基本的には上位人気馬が優勢の傾向にあります。しかし、昨年は11番人気のペプチドナイルが勝利しており、傾向が変化している可能性も否定できません。今年も上位人気馬が堅実に勝つのか、それとも穴馬が波乱を演出するのか、判断が難しい一戦となりそうです。
また、枠順の傾向をみると、過去10年で1枠および8枠からの勝利はありません。そのため、エンペラーワケアやガイアフォースにとっては厳しい条件となる可能性があり、枠順の影響も注視したいところです。