【フィリーズレビュー2018予想】アリアでクラシックへ!師のラストシーズンに華を添えれるか?

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有力な関東馬の主戦に関西所属騎手を据えるというケースは堀厩舎のドゥラメンテ、サトノクラウン、そして田村厩舎のメジャーエンブレムなど多く見かけてきました。反対に、関西所属馬に関東の騎手をメインで騎乗させているケースというと最近ではやはり松永幹夫厩舎のラッキーライラック&石橋脩コンビが第一に上がることでしょう。

フィリーズレビューに出走する栗東・沖厩舎のアリアもそんな1頭。関東の中堅騎手しか乗っていない関西馬ながら、関東圏の競馬場への参戦はこれまで一度もありません。父はダイワメジャー、母の父はトワイニングの血統で1400mは前走で勝利、それに加えチューリップ賞に強豪が集中と今回はベストと言える舞台。

沖厩舎と言えば主戦と言えば古くはナリタトップロードと渡辺騎手の絆などが思い浮かびますが、月日は流れ渡辺騎手は調教師へ転進されており、沖調教師も定年までラストの1年になりました。そんな沖厩舎には今は主戦と言えるジョッキーもいませんが、このアリアには丸山騎手が主戦として1戦を除き騎乗しています。

丸山騎手と言えば乗り替わりで大金星をあげられたアユサン。その全妹マウレアが先日桜花賞の切符を獲得し、その存在は気になっていることでしょうが、今回のアリアは地力でクラシックの切符を手に入れられるチャンスをもたらしてくれるでしょう。

アリアのオーナー樋口稔氏は沖調教師の大学時代の馬術部の先輩ということで、そのつながりは半世紀にも及ぶもの。ここで何とかという思いは騎手・調教師ともにかなり強いものがありそうです。

ラブカンプー、コーディエライトといった逃げて持ち味を発揮する馬がいること、フルゲート必至の登録数から、自在性に富んだアリアにとっては展開も向いたものとなる可能性も高いです。同じダイワメジャー産駒からはファンタジーステークス1番人気3着と評判の高いアマルフィコーストも出走予定ですが、馬券妙味はアリアにありとみています。