JRA朝日杯FS(2022)は〝ハイペース〟濃厚?決め手上位のアノ馬から勝負!

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今年はデイリー杯2歳Sを逃げ切ったオールパルフェ、サウジアラビアRCで大逃げをかまして2着に粘ったグラニット、このグラニットを番手追走から捉えて勝ちきったドルチェモアなど、有力馬に逃げ・先行馬が揃った朝日杯FS。

今年の阪神の馬場は例年よりも外差し傾向が弱めの馬場となっていますが、内も荒れてきており残り切るまでもいかないという馬場読みが難しい状況になってきた印象です。先週の阪神JFはハイペースの展開を好位から馬場の良いところを走ったリバティアイランドが突き抜けて快勝。

先週のこの決着や馬場傾向から本命馬を選ぶなら、鋭い末脚が自慢の素質馬ダノンタッチダウンでしょう。デビュー戦は控えて上がり3F33秒6の脚で差し切って快勝。前走のデイリー杯2歳Sは、余裕残しの状態ながらスローペースを控えて上がり3F33秒1の脚を使って2着と、ここ2戦で見せている末脚はかなりの決め手です。展開に左右される脚質ですが、今回は前へ行く馬が揃ったG1のマイル戦ということでハイペースが濃厚。ダノンタッチダウン向きの展開となる可能性は高そうです。

また、鞍上の川田将雅騎手は17年にダノンプレミアム、20年にグレナディアガーズで優勝しているように同レースとの相性が良く、先週の阪神JFもリバティアイランドで優勝と、今の阪神マイルをしっかり乗れている点も好材料です。川田騎手の2週連続の2歳G1制覇に期待して、ダノンタッチダウンを最有力視したいと思います。

続いて相手ですが、ハイペースなら逃げ・先行馬で人気を集めそうなドルチェモアやオールパルフェあたりは危険な人気馬となりそうで、伏兵が台頭する余地は十分。ということで今回はオススメの穴馬を1頭紹介したいと思います。

その馬は阪神マイルの新馬戦を勝ち上がってきたエンファサイズです。レースはスタートで出遅れ、道中の行きっぷりも良くなく、フラフラとしており幼さ全開という競馬ぶり。それでも直線は荒れた内から進出し、メンバー最速の上がりで伸びて2馬身突き放しての快勝と、この条件下でよく勝てたなという内容でした。レースのタイム自体は新馬としては優秀ですし、阪神マイル快勝の実績や最後の脚は立派な“買い”材料です。

先週の阪神JFで2着に激走した穴馬シンリョクカの流れもあって穴人気する可能性は高そうですが、完成度という点では評価は落ちそうな1頭ということで妙味はたっぷりありそうです。

ということで今年の朝日杯FSは本命ダノンタッチダウン、穴馬にはエンファサイズを絶対におさえておくという予想で勝負したいと思います。