2歳女王アスコリピチェーノ、引き続き北村宏司騎手とコンビで桜花賞へ直行

12月10日に阪神競馬場で開催された阪神ジュベナイルフィリーズ(G1、芝1600m)を制し、G1初制覇を果たしたアスコリピチェーノ(牝3、黒岩陽一厩舎)が、4月7日に阪神競馬場で開催される桜花賞(G1、芝1600m)へ直行することが明らかになった。29日、同馬を所有するサンデーサラブレッドクラブが公式ホームページで発表した。鞍上は引き続き北村宏司騎手が騎乗予定。

昨年6月のデビューから無傷3連勝で阪神ジュベナイルフィリーズを制し、23年度のJRA賞最優秀2歳牝馬に輝いたアスコリピチェーノ。ボンドガール、チェルヴィニアといった有力馬が回避したことで混戦ムードが漂っていた2歳女王決定戦を、レースレコードとなる1分32秒6という好時計で見事に勝ち切った。手綱を握った北村騎手にとっては実に8年ぶりのG1制覇、黒岩陽一調教師にとっては中央G1初制覇ということで記録尽くしの勝利となった。

レース後には「最大目標は桜花賞。」とトレーナーもコメントしており、早くからクラシック初戦を意識していた。文句なしのV最有力候補となりそうだ。