ビートブラック亡くなる、乗馬中に転倒し骨盤骨折

2012年の天皇賞・春の勝ち馬ビートブラック(セ17)が13日、栃木県宇都宮市にあるけい養先のJRA馬事公苑宇都宮事業所で乗馬中に転倒。骨盤骨折のため亡くなったことが明らかになった。14日、JRAが発表した。

ビートブラックは2009年10月に京都のダート1800mでデビュー。翌年の3歳時に芝路線へ転身し、同年の菊花賞では13番人気ながら3着に好走。2011年の京都大賞典で2着に好走するなど、中長距離重賞戦線で活躍した。2012年の5歳時に天皇賞・春に石橋脩騎手との初コンビで参戦し、積極的に立ち回り、14番人気の低評価を覆す大金星を挙げた。

2014年の大阪杯・8着後に屈腱炎を再発し引退。引退後は京都競馬場で乗馬となり、2015年からは同競馬場で誘導馬を務めていた。2023年春を以て誘導馬を引退し、同年11月から栃木県・宇都宮市の馬事公苑で装蹄師用の練習馬や乗馬として活躍していた。

ビートブラックは父ミスキャスト、母アラームコール、母父ブライアンズタイムという血統。競走成績は34戦6勝。ビートブラック号のご冥福をお祈りします。