【府中牝馬ステークス2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬3頭をピックアップ

エリザベス女王杯の前哨戦「アイルランドトロフィー府中牝馬S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ディヴィーナ（牝5、友道康夫厩舎）

10/11（水）栗東・坂路（良）4F52.6－3F37.7－2F24.0－1F11.9（馬なり）

栗東坂路で単走。マイペースでゆったりと坂路を駆け上がり、しまいは11秒9をマークしてゴール。リラックスした走りで馬のリズムを重視した内容の追い切りを消化しました。1週前はM.デムーロ騎手を背にCWコースで一杯に追われ、7F94.1－1F11.9をマーク。ラスト2Fは11秒8－11秒9とスピードを持続できており、しっかりと負荷がかけられています。近走は1週前に負荷をかけて坂路で最終追いというパターンがお決まりで、このパターンで重賞でも結果を出せています。今回も予定通りの調整メニューをこなせており、レースへ向けての態勢は順調です。

プレサージュリフト（牝4、木村哲也厩舎）

10/11（水）美浦・南W（やや重）6F85.3－5F69.0－4F53.4－3F38.7－1F11.6（馬なり）

美浦のWコースで3頭併せ。秋華賞に出走予定の古馬オープンの僚馬ヒップホップソウルを先行させ、古馬1勝クラスのセラドナイトを後ろに置き、道中は真ん中で折り合いに専念。時計はしっかりと加速ラップを刻めており、しまいも11秒6としっかりと負荷をかけられてきました。1週前はWコースで同じくヒップホップソウルと併せ馬を行い、直線は内から先行していた僚馬を交わして1馬身先着しました。時計は7F98.8－1F11.3の好時計をマーク。週末には坂路で追われており、昨年のクイーンSを勝利した時と同様のパターンです。骨折休養明けとなりますが、その影響を全く感じさせない動きを見せており、本番でのパフォーマンスが楽しみです。

イズジョーノキセキ（牝6、中村直也厩舎）

10/11（水）栗東・坂路（良）4F52.8－3F37.7－2F24.4－1F12.2（馬なり）

岩田康誠騎手を背に栗東坂路で単走。序盤から手応えよく駆け上がり、ラスト強めに追われて12秒2をマークしてゴール。序盤は内へよれるところが見られましたが、見せムチに鋭く反応して力強いフットワークを披露し、自己ベストを更新。1週前も坂路で強めに追われ、4F53.0－1F12.3をマークして先週も自己ベストを更新しています。調教本数自体は少なめですが、もともと調教はたくさん本数をこなすタイプではありませんし、今回はしっかりと加速ラップを刻んで連続で自己ベストを更新と、質の高い追い切りを消化出来ています。昨年の府中牝馬Sを制してからは不振が続いていますが、ここへ来て良い仕上がりにありそうです。