【京都新聞杯2024予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

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日本ダービーの前哨戦「京都新聞杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

アドマイヤテラ(牡3、友道康夫厩舎)

5/1(水)栗東・坂路(やや重)4F53.9-3F39.2-2F25.5-1F12.7(馬なり)

栗東坂路を単走。荒れた馬場を全く苦にすることなく力強いフットワークでしまいを12秒7でまとめてゴール。最終追いは調整程度の軽めの内容でしたが、1週前はデムーロ騎手を背にCWコースで3頭併せの強め追いと負荷のかかる追い切りを消化しています。時計は7F98.2-1F11.3の好時計をマークして、2頭に遅れてゴール。相手には遅れましたが、長めに追われて自己ベストを更新しつつ、しまいも11秒3でまとめてと、この馬自身の走りと時計は優秀です。長くいい脚を使えるのが最大の武器で、今回も強じんなスタミナを追い切りで証明してくれています。

ギャンブルルーム(牡3、大久保龍志厩舎)

5/1(水)栗東・CW(やや重)6F81.1-5F65.6-4F51.0-3F36.8-1F11.4(馬なり)

浜中俊騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。3歳未勝利の僚馬ドラゴンキッドを1馬身半追走し、直線は内から取り付いてラスト1F11秒4の脚で伸びて2馬身差で先着しました。直線序盤はジワジワと伸びていましたが、スピードに乗るとさらにもう1段階加速して相手を突き放して圧倒。鞍上の手がほとんど動いていない中でこの動きと時計は好調の証と言って良いでしょう。1週前も浜中騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、7F99.2-1F11.2をマークして先着。まだ気性が幼い馬ですが、長めに追われて道中は騎手とのコンタクトを重視した内容の追い切りを消化しており、スムーズな走りを見せています。課題となる距離延長をこなせる気配は十分に感じています。

ハヤテノフクノスケ(牡3、中村直也厩舎)

5/1(水)栗東・坂路(やや重)4F52.2-3F37.7-1F12.3(馬なり)

栗東坂路で2頭併せ。古馬オープンの僚馬ヤマニンサルバムを2馬身後ろに置き、道中は先行してゆったりとしたラップで進めていきます。直線はラスト1F12秒3の脚で伸び、最後は相手にクビ差遅れてゴールしました。1週前はCWで同じくヤマニンサルバムと併せて、6F82.0-1F11.2をマークして併入。道中のラップはキレイで、全体の自己ベスト更新、しまいも11秒2のキレを見せてと、馬なりの軽めながら時計は優秀です。最終追いの坂路の時計は平凡でしたが、もともと坂路で時計を出すタイプではないですし、併せたヤマニンサルバムも昨年の中日新聞杯を制した重賞馬であり、割り引く必要はなし。中間は坂路とウッドで6本と乗り込み量もまずまずで、万全の態勢を整えてきているという印象です。