【天皇賞秋2022予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

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秋の中距離王者決定戦「天皇賞秋」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

イクイノックス(牡3、木村哲也厩舎)

10/26(水)美浦・南W(良)5F69.6-4F54.1-3F38.6-1F11.5(馬なり)

美浦の南Wで3頭併せ。僚馬ジャングルキングを前に、後方にサファルを置いて真ん中から進めると、直線は強めに追われる2頭の間から反応良く鋭い加速を見せ、内のジャングルキングと併入、外のサファルに1馬身先着しました。直線序盤の手前替えはやや強引でしたが、フォームは崩れず手応えも併せた2頭を圧倒。若さはまだ残りますが、3歳馬らしいエネルギッシュな動きで抜群の好気配を印象付けています。1週前はC.ルメール騎手を背に南Wで2頭併せを行い、6F82.3-1F11.7の好時計をマークして併入。全体時計は自己ベスト更新、しまいも11秒7の脚で併せ馬を楽に圧倒しています。ダービー後は左前脚の腱にダメージが見られたということで状態面の懸念が囁かれていましたが、先週・最終と抜群の動きと時計を披露しており、不安を全く感じさせない追い切りを消化しています。

ジャックドール(牡4、藤岡健一厩舎)

10/26(水)栗東・CW(良)6F87.8-5F71.0-4F54.7-3F38.8-1F11.9(馬なり)

栗東CWコースで単走。ゆったりと入りしまい重点に追われると、ラスト2Fは12.2-11.9の好ラップで伸びてゴール。先週負荷をかけているので、最終は調整程度という内容でした。1週前は藤岡佑介騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、6F79.7-1F11.5の好時計をマークし、追走した相手をゴール前で交わしてクビ差先着しました。全体時計は80秒を切って自己ベストを更新する好時計、直線も100mあたりから抜群の切れ味を見せてラスト1Fは11秒5の好時計と時計・動きとも絶好の内容でした。前走後は放牧を挟んで9月27日に帰厩し、じっくり乗り込まれてきました。リフレッシュ効果も十分で万全の態勢を整えてきた印象です。

マリアエレーナ(牝4、吉田直弘厩舎)

10/25(火)栗東・CW(良)7F98.5-6F82.1-5F67.1-4F52.3-3F37.2-1F11.4(馬なり)

栗東CWコースで単走。外ラチ沿いを大きくまわってゆったりと進め、直線もゴール前で軽く促される程度の軽めの内容でした。それでもラスト1Fは11秒4と鋭さは見せていますし、道中はスムーズに折り合って首や脚の運びも非常に軽やかです。1週前は松山弘平騎手を背にCWコースで追われ、6F80.4-1F11.8の好時計をマーク。1週前は長めからしっかり負荷をかけて鞍上との感触を確かめ、当週は長距離輸送に備えて火曜追いを行いしまい重点に追われて調整というパターンは前走同様。背中の安定性は高く身のこなしも柔らかく、広いストライドを取って躍動感もあってと、全体的に静かな追い切りでしたが動きの良さが目立つ内容でした。目下心身ともに充実しているのは間違いなさそうです。