【東京新聞杯2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は？

東京の名物マイル重賞「東京新聞杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ジャスティンカフェ（牡5、安田翔伍厩舎）

2/1（水）栗東・CW（やや重）7F99.0－6F82.0－5F67.0－4F52.6－3F37.4－1F11.5（馬なり）

栗東CWコースで2頭併せ。3歳未勝利の僚馬ラレーヌデリスを2馬身ほど追い掛けて直線で外へ持ち出すと、瞬時に反応してラスト1Fは11秒5の切れ味で外から差し切ってクビ差先着。馬なり中心の軽めの内容でしたが、前走以上の時計はマークしており、2着に好走した2走前の毎日王冠よりも更に上としっかり調子を上げてきた印象です。1週前は雪が積もった坂路で4F54.5－1F13.2と馬場を考えてここでも軽めでしたが、最終追いでは楽に速い時計を計時して併走馬にもあっさり先着としっかりと良い形で締めてきたのは好感が持てます。

プレサージュリフト（牝4、木村哲也厩舎）

2/1（水）美浦・南W（良）6F85.6－5F68.9－4F53.5－3F38.9－1F11.8（馬なり）

美浦の南Wで3頭併せ。古馬1勝クラスのカーペンタリアに先行し、古馬2勝クラスのナイトフローリックを追走するかたちで道中は折り合いに専念。直線は真ん中からジワジワと伸びてゴール前で3頭並んで併入しました。持ち味であるスピードの持続力を意識した追い切りで、内から並びかけてきたカーペンタリアをしっかりとおさえ、外から先に伸びていったナイトフローリックにもゴール前でしっかりとらえてと動きも文句なし。前走から坂路調教を増やして陣営も調教レベルを上げてきており、調整過程に問題はありません。今年初戦の京都金杯・3着を使われたことで、状態の上昇も見込める期待度の高い1頭です。

マテンロウオリオン（牡4、昆貢厩舎）

2/1（水）栗東・CW（やや重）6F83.1－5F67.5－4F52.4－3F37.1－1F11.3（馬なり）

栗東CWコースで単走。馬なり中心で道中はスムーズに折り合い、最後まで手綱を持ったままでしまいはラスト1F11秒3の鋭い脚で締めました。前走の京都金杯は隣の馬がゲートを蹴ったことに驚き、ゲート内で突進して顔面を強打するアクシデントが発生。レースでは馬群から大きく離されて13着に敗れましたが、脳しんとうの疑いもあったため度外視して良いレースです。状態自体は前走時も好気配を示していましたし、今回の追い切りでも楽に好時計をマークしており仕上がり面の不安はありません。精神面のダメージさえなければ、改めて期待できる1頭です。