【東京新聞杯2023予想】粗品の“呪い”にかかるのはどの馬か、二度目の本命視で“呪い倍増”も?

先週は2レースを盛大に外したお笑い芸人の粗品。根岸Sは最初は「レモンポップ」を本命視する予定であったが、枠を見て「ヘリオス」へ変更。レースはレモンポップが勝利し、本命のヘリオスは15着に大敗。ヘリオス軸の相手に選んだ6頭の中の3頭で決まるという、“逆神ぶり”全開の負けっぷりでレースを外した。

また、シルクロードSの方はマッドクールを本命視し、結果はマッドクール・3着と馬券圏内には入ったものの、マッドクール1着固定のフォーメーションで、2着馬のファストフォースもひろえずで的中ならず。レース後は、自身のユーチューブチャンネルで負けた際に言い放つお決まりの「ボケェーい」が炸裂した。

さて、今週は春のマイルG1へと繋がる一戦「東京新聞杯」が東京競馬場で開催。今回オークスで粗品が本命視したナミュール、関屋記念で本命視したウインカーネリアン、弥生賞で2頭軸のうちの1頭に挙げたインダストリア、京都金杯で本命視したエアロロノアなど、かつて粗品が本命視した馬が多数参戦する。関屋記念のウインカーネリアンは1着でレースを勝利したがヒモ抜けで的中ならず、金杯のエアロロノアも2着に好走するも馬単1着固定で的中ならずと、馬券の組み方で的中を逃したケースも多い。

今年は重賞を2連続で的中させるなど好調スタートを決めていた粗品だったが、再び連敗が続きようやく本来の“逆神”ぶりが発揮されてきた。今週の東京新聞杯はナミュール、ジャスティンカフェあたりが1番人気を争うかたちとなりそうだが、過去に本命視したナミュールをここでも本命視するなら注意が必要だ。

粗品は昨年のオークスでナミュールを本命視し、1着固定の3連単フォーメーションで勝負。結果は3着で馬券は外れたが、馬自身は内目を突いてしぶとく伸び、自力の高さで3着を死守する好内容の競馬を見せてくれた。“呪い”がかかった中でこの内容は大健闘と言えよう。オークスと秋華賞で見せた走りのレベルは高いもので、実績のあるマイルへ戻るここはパフォーマンスも上がってくる可能性が高そうだ。とは言え、二度にわたる本命視で“呪い”が強まるなら、危険な人気馬と判断することも検討する必要があるだろう。

その他で過去本命視されたウインカーネリアン、インダストリア、エアロロノアはどうか。人気的にはウインカーネリアンとインダストリアあたりは上位5頭以内の人気馬、エアロロノアは伏兵の中には入ってきそうな気配だ。ウインカーネリアンは本命視した関屋記念で1着に入線しているので、“呪い”が逆に良い結果を生むなら本命視された場合はむしろ狙ってみるのも手か。エアロロノアも金杯で2着とこちらも好走しているパターンなので、この2頭については“呪い”は効かないと判断してもよいかもしれない。となれば弥生賞で位置取り悪く5着に敗れているインダストリアは、“呪い”にかかればここでも勝ち負けに加わることができなくなる可能性も。

何れにせよ、盛大な負けっぷりとお決まりの「ボケェーい」を見たいというファンの強い想いが強まってきている現状を考えると、本命視された馬は素直に“消す”のが身のためか。