【ヴィクトリアマイル2024予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬3頭をピックアップ

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春のマイル女王決定戦「ヴィクトリアM」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

マスクトディーヴァ(牝4、辻野泰之厩舎)

5/8(水)栗東・坂路(やや重)4F52.9-3F38.8-2F24.9-1F12.1(馬なり)

栗東坂路で単走。ゆったりと入ってしまいの反応と伸びだけ確認する程度の軽めの内容でしたが、馬なりながらも推進力は抜群で、高い集中力を持って走れていた印象。1週前はCWコースで3頭併せを行い、5F66.9-1F11.5をマークして1頭と併入、もう1頭に先着しました。道中はキレイなラップを刻めており、ラスト2Fも11.7-11.5と11秒台を持続して負荷がかけられています。1週前にビッシリやって最終軽めはこの馬のいつものパターンで、今回も至って順調。一切緩さを感じさせない馬体で、ここは渾身の仕上げでレースに臨めそうです。

ウンブライル(牝4、木村哲也厩舎)

5/8(水)美浦・W(やや重)6F85.0-5F68.3-4F53.0-3F38.2-1F11.3(馬なり)

美浦のWコースで3頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬カーペンタリアを先行させ、古馬オープンのプレサージュリフトを後ろに置き、道中はゆったりとしたラップながらしっかりと折り合って追走。2頭に挟まれるかたちで直線を向くと、プレッシャーをかけられた中でも軽々とラスト1F11秒3をマークして併入しました。1週前はWコースで2頭併せを行い、7F98.4-1F11.0をマークして併入。前走とは異なり併せ馬と併入できており、時計も前走以上の好時計をマークしています。長期休養明け2戦目で絶好時に近い状態に仕上げられている印象です。

フィアスプライド(牝6、国枝栄厩舎)

5/8(水)美浦・W(やや重)5F66.9-4F51.6-3F36.8-1F11.1(馬なり)

美浦のWコースで2頭併せ。古馬2勝クラスの僚馬ウィズグレイスを追走し、4コーナーで内から取り付いて直線はラスト1F11秒1の脚で伸びて併入しました。1週前はWコースで同じくウィズグレイスと併せ馬を行い、しまいは強めに追われて5F66.4-10.9の好時計をマークして先着。前走の中山牝馬Sではスローペースでリズムに乗れずに外をまわってと噛み合いませんでしたが、追い切りでは後ろからリズムを重視して折り合いに専念し、脚を溜めていく意識を持った内容の追い切りを消化しており、巻き返しへの態勢を着実に整えてきています。トリッキーな中山から広い東京コースへ替わるここはパフォーマンスも上がってきそうです。