【シンザン記念2021】重賞2着の実績馬ブルーシンフォニーに妙味あり?

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勝ち馬のみならず、2,3着馬にも実績のある出世レースが、今週日曜中京のメインレースに組まれているシンザン記念です。

注目したい出走馬としては、今週は中山で牝馬限定の3歳重賞フェアリーステークスの開催があるにも関わらず、あえて美浦から遠征で挑むキングカメハメハ産駒の牝馬・ククナとルメール騎手とのコンビです。

今年のシンザン記念は例年の京都開催と異なり中京開催ということで、東京競馬場で行われた昨年のアルテミスS2着の実績から左回り適性を考慮しての参戦と言えそうです。

牝馬でシンザン記念を制した例を過去10年でみてみると、2012年のジェンティルドンナ、2018年のアーモンドアイといった3冠馬が名を連ねており、また2011年の3着馬マルセリーナ、2016年の2着馬ジュエラーともに、その年の桜花賞を制していることから、牝馬にして3着以内確保となると、先々にも期待が持てるレースとなっています。

ククナ以外の牝馬をみると、ファンタジーSで11番人気ながら4着に食い込んでいるリーチザクラウン産駒のオプティミスモも警戒すべき1頭となっていますが、今回狙ってみたいのは実績よりも人気を下回りそうな牡馬であるブルーシンフォニーです。

主戦の田辺騎手が引き続き騎乗予定で、新潟2歳Sでは1番人気支持で2着と高い能力を見せている1頭です。

前走の京王杯2歳Sは芝のマイルを2戦使ったあとの1400mで流れに乗れなかったことと、出遅れてしまい競馬にならなかったこともあり、デビューから2戦で経験し実績のある芝のマイルコースに舞台がかわるのはこの馬にとっては好材料といえます。

ライバルとなりそうな牡馬をみると、前走の朝日杯FS4着馬のバスラットレオンや、前走のこうやまき賞ではそつなく抜け出して勝利しているキズナ産駒のダディーズビビッドなど、前走着順が良い牡馬の登録があることもあり、重賞2着の実績のわりには人気を落とす可能性もあり、馬券妙味も高い1頭ではないでしょうか。