【京都2歳S予想2019】隠れた“出世レース”!マイラプソディやミヤマザクラなど出走予定馬を考察

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ホープフルSのステップ競走「京都2歳S」が23日、京都競馬場で開催されます。2014年にG3に格上げされた比較的新しい重賞ですが、昨年の3着ワールドプレミアは今年菊花賞を優勝し、一昨年の2着タイムフライヤーは続くホープフルSを優勝するなど、同レース好走後にG1ホースに上り詰めた例も多く、隠れた“出世レース”として注目を集めております。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

マイラプソディ(牡2、友道康夫厩舎)

7月に中京でデビューしたハーツクライ産駒です。新馬戦はゲートの出が遅く行き脚がつきませんでしたが、ペースは遅くスムーズに追走でき、直線は外から楽な脚色で交わして快勝しました。評価が高いのは前走の野路菊Sで、ここでもスタートは出遅れて後方からの競馬となりましたが、少頭数で道中の追走にも余裕があり、直線序盤で並びかけると軽く追われて一気に加速し、抜け出してからもリードを広げて5馬身差を付けて快勝しました。キーファーズ所有の期待の1頭で、武豊騎手とともにまずは重賞初制覇を狙います。

ミヤマザクラ(牝2、藤原英昭厩舎)

8月に札幌でデビューしたディープインパクト産駒です。新馬戦は66秒とかなりのスローペースの中、仕掛けも遅く、もたついて脚を余して4着敗退とあまり良いところがありませんでしたが、2戦目の未勝利で激変。未勝利戦では中団内からスムーズに追走し、3~4コーナーで早めに動いて外へ出すと直線序盤で先頭に並ぶと、馬なりのまま後続を引き離して5馬身差の快勝を果たし、2歳コースレコードを達成。反応や動きは明らかに前走よりも早くなっており、初戦とはまるで別馬でした。クラシックを賑わす存在となるか、注目の1頭です。

ロールオブサンダー(牡2、橋口慎介厩舎)

7月に中京でデビューしたエピファネイア産駒です。新馬戦は中団から追走し、3~4コーナーで外からじわじわと上がっていき、直線で先頭に立つと後続を突き放して2馬身半差の快勝を果たした。そして続く紫菊賞では一転、好スタートからハナをきり、マイペースに持ち込む逃げの競馬を披露しました。スローに落とし込み折り合いもスムーズで、直線も危なげなく後続の追撃を抑えて勝利しました。コーナリングも早く、長く良い脚を使えており、鞍上に素直でレースセンスも感じられます。近2戦は前評判が低かったですが、侮れない1頭です。

他にも、京王杯2歳Sで3着に好走したヴァルナや、百日草特別・3着のヒシタイザンなど、年末へ向けて好素材が揃いました。京都2歳Sは11月23日(土)に京都競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時40分の予定。