【セントウルS予想2021】スプリンターズSへの最重要ステップ!レシステンシアやカレンモエなど出走予定馬を考察

今週はサマースプリント最終戦であり優勝馬にはスプリンターズステークスの優先出走権も与えられるG1へ向けた重要なステップレースでもある「セントウルステークス」が中京競馬場で開催。今年は京都競馬場の改修工事の影響で例年の阪神ではなく、中京が舞台となります。距離は同じでも右回りから左回りに替わるだけに、例年とは違う結果も予想されます。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので、各馬を考察していきたいと思います。

レシステンシア(牝4、松下武士厩舎)

2019年の阪神JF覇者、レシステンシア。今年初戦の阪急杯は逃げて2馬身差の完勝、高松宮記念は控えて大外から伸びて2着と逃げなくても強い競馬を披露しました。前走のヴィクトリアマイルは先行策から余力十分の手応えで抜け出すも、踏ん張りきれず6着敗退。抑えるよりは逃げて自分の競馬を展開していく方が能力をより発揮しそうで、開幕週の馬場で思い切った逃げが打てれば圧勝も有り得そうです。

カレンモエ(牝5、安田隆行厩舎)

現在重賞で3戦連続2着のカレンモエ。勝ちきれない競馬が続いていますが、前走の函館スプリントSは大外枠から先行しての2着、オーシャンSも展開のアヤで目標にされながらの2着と内容的にはほぼ重賞馬と言って良いものでした。中京開幕週の馬場なら持ち前のスピードを生かせそうで、ハナを切っての逃げ切りというパターンも面白そうです。父ロードカナロア、母カレンチャンの超良血馬だけに、ここを制して大きな舞台での活躍も見たい1頭です。

ラウダシオン(牡4、斉藤崇史厩舎)

昨年のNHKマイルCの覇者、ラウダシオン。今年は初戦のシルクロードSで3着、高松宮記念・14着、スプリングC・1着と短距離重賞戦線で活躍。前走の安田記念は14着と大敗しましたが、秋は再び短距離の1200mへ舞台を戻してきました。安定した先行力とスピードの持続力が武器で、中団から差す競馬も出来ますが、近走は前々から押し切る競馬で強さを見せており、開幕週の馬場は同馬にとって大きなアドバンテージとなりそうです。