【JRA宝塚記念2022予想】春のグランプリがいよいよ開催!タイトルホルダーやエフフォーリアなど出走予定馬を考察

上半期の中央競馬の総決算となるのが日曜阪神メインレース「宝塚記念」です。昨年はクロノジェネシスが連覇を果たし、19年はリスグラシューが快勝と、近3年は牝馬が圧勝。今年も無敗のまま牝馬三冠を達成したデアリングタクトや、JRAの最小馬体重勝利記録を持つ“アイドルホース”メロディーレーンなど、面白い牝馬が揃っています。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

タイトルホルダー(牡4、栗田徹厩舎)

ファン投票で史上最多得票をマークし堂々の1位となったタイトルホルダー。昨年末の有馬記念では5着と崩れましたが、今年初戦の日経賞を逃げ切り快勝すると、続く天皇賞(春)も逃げて7馬身差の完勝と、改めて能力の高さを示しました。長距離G1を2勝しているステイヤーということで一気に距離短縮となるここでも先行力を発揮できるかどうか。ただ、皐月賞・2着の実績もあるので不安は少ないでしょう。5馬身差で完勝した菊花賞を含めて阪神コースは2戦無敗の得意舞台。ファン投票1番人気の期待に応えてG1・3勝目を果たせるかに注目です。

エフフォーリア(牡4、鹿戸雄一厩舎)

皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念と中距離G1・3勝の実績が光る昨年の年度代表馬エフフォーリア。前走の大阪杯ではまさかの9着に敗れ、これまでダービー2着が唯一の負けだった戦歴に初めて傷がついた格好。初の長距離輸送で調整に狂いが生じたことに加え、スタート直前にゲートに突進して顔面を強打したことが大きく響いての敗退でした。輸送2回目となる今回なら克服してくれそうですし、中間はゲート練習も取り入れて入念に乗り込まれています。能力が一線級なのは明白なので、状態さえ戻れば当然巻き返してくるでしょう。

ディープボンド(牡5、大久保龍厩舎)

2年続けて2着となった天皇賞(春)から駒を進めてきたディープボンド。とは言え阪神コースは今年の阪神大賞典を勝って連覇も果たしているように得意舞台ですし、似た適性が求められる同じグランプリの有馬記念で2着に好走しているように、阪神の2200mはベスト舞台と言ってよいでしょう。1週前の追い切りでは栗東ウッドで併せ馬を6馬身半ちぎって好時計をマークしており、状態面は良好そのもの。悲願のG1制覇となるかに注目です。