出世馬2年連続輩出中のブリリアントステークス、大混戦の今年も続くことが出来るか?

一昔前ならジャパンカップダートが開催されていた東京ダート2100mですが、大舞台がなくなってしまい中途半端な距離設定ということから今後は衰退していくことが予想されるこのコース。そういった意味でも貴重なレースの一つとなっているのが今週日曜東京10Rで開催されるブリリアントステークスです。

フルゲート16頭に対して22頭が登録と大人気のレースになった今年ですが、数だけでなく質のほうでも豪華になっています。名古屋大賞典勝ち馬のサンライズソア、現在3連勝中でここまで6戦連対率100%のフェニックスマークが北村宏司騎手に乗り替わりで、本来主戦の横山騎手は名古屋グランプリ、佐賀記念を共に2着と安定感のあるトップディーヴォで参戦します。その他にも同舞台で開催される準OP金蹄ステークス勝ち馬クラシックメタル、同じく準OPを勝って連勝を目指すザイディックメア、さらに先行するとしぶといリーゼントロックなど、軸馬を絞りきれない悩ましいメンバーが揃いました。

また、キタサンブラックの優勝した菊花賞で1番人気3着となって以降、怪我の影響も大きいでしょうが歯車が噛み合わないリアファルもボウマン騎手を迎えて出走します。元はダート畑出身のリアファル、約一年ぶりの復帰初戦に選んだポルックスステークスでは16頭中9着と見せ場なしで敗れてしまいましたが、3戦目となる今回は改めてダート適性を測りたいところ。

オープンレースですが、直近2年の勝ち馬がミツバ、アポロケンタッキーと重賞でも存在感を示しており、ハンデ戦と言っても今後を占う意味でも見過ごせない一戦となっています。