母父サンデーサイレンスが穴馬に?

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サンデーサイレンス系が飽和しないように悪戦苦闘しているような印象を受ける現在の競馬界。いまやサンデーサイレンスの孫がスタッドインする時代になりました。古くから競馬をやられている方からしても、ノーザンテースト以上の衝撃を受けているのではないでしょうか。

そんなサンデーサイレンスも直仔は2003年代がラストクロップとなり中央競馬では2012年のアクシオンを最後にみなくなりましたが、以前マイネルの岡田総帥が言っていた「父がぱっとしない種牡馬でも、母系にサンデーが入ってるだけで全然違う」そんなニュアンスの言葉が思い出されます。

いまや、父母ともに非サンデー系の大物を見かけることが少なくなってきました。これがいいことなのか悪いことなのかは置いといて、馬券検討するうえで、「サンデー」の血というのは欠かせない要素の1つだとは言えます。

とはいえ、良血と呼ばれる馬だけ買っていてもプラス収支にするのは難しい。そこで狙いたいのが「母父サンデーサイレンスの穴馬」です。

今年のデータで見てみましょう。今回は2つあげておきます。どちらも牝馬です。

まずはクイーンSを勝ったメイショウスザンナ。父アグネスデジタル、母グリーンオリーヴ、母の父サンデーサイレンス。続いて府中牝馬Sをルメール騎手の手綱で差しきったノボリディアーナ。父フレンチデピュティ、母スターリーロマンス、母の父サンデーサイレンス。

残念ながらどちらのレースも2着馬には人気馬が入ったので馬単、3連単などではそこまでの配当にはなっていませんが単勝オッズで見ればかなり美味しかった馬です。これをたまたまとみるか、必然と見るかで馬券検討は違ってくるとは思います。

母の父がサンデーサイレンス、というところだけ見て印が少ない馬を追いかけていけば、いつか万馬券が当たるかも…そう思わせるデータといえるのではないでしょうか?闇雲に買うのもいいですが、何か裏付けがある予想ができるのも競馬の醍醐味。自分で発見したデータを紐付けて予想してみてはいかがでしょうか?