【オールカマー考察】堀厩舎の準レギュラー久々の大物騎乗でアピールなるか

ドゥラメンテと言えばデビューも短期来日のベリー騎手なら二冠制覇もデムーロ騎手と外国人ジョッキーのイメージが強いですが、その背中を知る日本人騎手が唯一います。セントポーリア賞、共同通信杯でパートナーとなった石橋脩騎手です。

ドゥラメンテに限らず堀厩舎の有力馬には外国人騎手のイメージが強いですが、石橋騎手もピンポイントで良い馬に乗せてもらえるケースがあったりします。そして、今回のオールカマーではそのピンポイントが巡ってきたようです。

過去に二度騎乗経験のあるアルバートへ三度騎乗する機会がやってきました。また、秋には豪州遠征も視野にいれているアルバートなので、今回の結果は今後のローテーションへ大きく影響を与える非常に大事な一番となるでしょう。アルバートの戦績を見れば距離は長い方が良いだろうというのは素人ながらにも想像が付くので、秋には長距離G1のない日本よりも、メルボルンカップなど長距離路線の充実している豪州遠征は馬にとっても魅力的な選択肢となるでしょう。

とは言えあくまで今回のオールカマーの結果次第とのことなので、いざ遠征になってみれば鞍上は現地の騎手という可能性も高いでしょうが、陣営に印象を残す働きを見せるにこしたことはありません。石橋騎手にとっても陣営にとっても非常に重要な一戦となります。

幸いシュヴァルグランやキタサンブラック、そして凱旋門賞参戦のためフランスにいるサトノダイヤモンドなど、長距離路線の一線級の参戦はなく、ステファノスがちょっと怖いかなという程度。また、上がり馬モンドインテロもそうですが、中山コース実績がアルバートよりもやや劣るだけに、距離が多少短くても、また休み明けだとしても、それなりの格好はつけないと、海外どころか秋のG1戦線に殴り込みをかける弾みがつきませんので、ここは1着でオーストラリア遠征にGoサインを出してもらいたいところです。