【注目新馬】同日の牝馬限定戦ではなく牡馬混合レースを選択した大物牝馬シーリア

菊花賞とジャパンカップ2つのG1を勝利したエピファネイアと言えば、終始かかりっぱなしなのになぜか最後にも伸びてくる馬という印象がありますが、本来気性の難しい馬では勝てそうもない2レースを優勝しました。反面、父のシンボリクリスエスは競馬の上手な折り合いもよく、苦労の少なそうな馬だったようですが、血統というのは奥が深いものです。

さて、そんなエピファネイアの半妹シーリアが今週日曜のメイクデビュー京都で初陣を迎えます。鞍上は短期免許で来日中ながら、2週連続重賞勝利と存在感抜群なC.デムーロ騎手。よほどのことがない限りは来年のクラシックまでお付き合いすることは出来ないでしょうが、とりあえず目の前の一戦という意味で、厩舎の期待度の高さが伺える騎乗依頼です。

秋本番を迎え新馬戦にも良血馬がどんどん登場してきます。芝1800mという距離もクラシックディスタンスを目指す馬が集まるには都合の良い舞台。アドマイヤラクティの全弟ポートフィリップや、相性抜群・ディープインパクト×StormCat血統のダノンフォーチュンなどが出走してきます。

何より注目したいのは同日4Rには牝馬限定の新馬戦が1600mで開催されるという点。素人目には1ハロン短い牝馬限定戦のほうが楽に見えるものですが、敢えて牡馬混じりの芝1800mを選んだ陣営の気概を買いたい。ここを勝っても1勝馬では年末の2歳G1ではほぼ除外対象、運が良ければ抽選出走となるかといったところですが、全兄のリオンディーズは更に遅い11月後半デビューで朝日杯FSを見事に制覇しました。来年のクラシックを視野に入れるならまだまだ遅くはないシーズン。繁殖にも期待のかかる血統なので、長い目で楽しませてもらいたいです。