【JRA東京新聞杯2025予想】連勝で勢いに乗るオールナット、課題の“マイル”克服なるか?
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東京競馬の日曜メインは「東京新聞杯」が開催。安田記念を目指す古馬マイラーが集結する名物レースで、今年も16頭が集まった。
前評判では昨年のエリザベス女王杯を制した5歳牝馬プレイディヴェーグ、秋華賞2着のボンドガール、富士ステークス勝ち馬ジュンブロッサム、昨年の勝ち馬で前走京都金杯を制したサクラトゥジュールが人気となっている。しかし、今回注目するのはサトノダイヤモンド産駒の4歳牡馬オールナットだ。
オールナットは前走3勝クラスの嵯峨野ステークスを勝ちオープン入りしたばかりだが、これまでの戦績は8戦4勝と安定しており、現在2勝クラス、3勝クラスを連勝中と勢いもある。
とはいえオープン入り直後で重賞の実績馬相手となると厳しい戦いになる。それでも注目する理由は潜在能力にある。
新馬戦を勝利後、ラジオNIKKEI杯に出走し7着。このレースの勝ち馬は、凱旋門賞に挑戦しジャパンカップでもドウデュースの2着となったシンエンペラー。さらに4着馬はダービーを制し有馬記念でも3着となったダノンデサイルだった。これらの実力馬と接戦を演じたことからも、オールナットが高い能力を持っていることは明らかだ。
また、ラジオNIKKEI杯の2戦後に中京競馬場で行われた1勝クラスの大寒桜賞では2着。この時の勝ち馬は、次走青葉賞を勝ったシュガークン。武豊騎手の絶妙なスローペース逃げに対し、オールナットは上がり最速で0秒3差まで追い上げた。この内容からも、その能力の高さが窺える。
今回は初の距離、初のマイル戦となる点が課題。しかし、東京マイルなら克服可能だ。もともと府中のマイルは2000mをこなせる馬でないと好走できないと言われるコースだがその点に関しては問題なし。さらに、人気のブレイディヴェーグやボンドガールも近走はマイル以上の距離を走ってきた馬たち。その馬たちが有力視されていることを考えれば、距離適性も大きな問題にはならないはずだ。